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『みんなのっけて 皆乗寺まつり』⑤ – フィナーレへ-

楽しむことを前提として、それをいいことにつなげるー

2017年5月14日(日)pm0:50−

近所の小学生達もお寺にたくさん集まつりだしー

剣道の稽古を終えた町の中学生達たちも集まってきたところでー

松田一郎の健康体操

pm1:00、『健康体操』の時間。
西林寺でのはなまつりに引き続き、この方登場。


そのキャラクターに一度触れると、忘れられなくなる男 ー


健康体操家 松田一郎氏:
本職は社会福祉士であり、普段からご高齢の方へ認知症予防の体操を行い、
それだけではもの足らず、施設の体操に「笑い」と「認知症予防」を加えた「健康体操」を考案。

今回が「健康体操家」として第3戦目。


まずは、リチャード・クレイダーマンの『渚のアデリーヌ』にのせて
上半身を伸ばすストレッチ。・・・選曲がシブすぎる。

しかし、松田氏曰く:『お年寄りが体操を行うにはテンポが一番合う』とのこと。
・・・さすがです。


認知症予防の体操、はじまりは「二重課題」から。
両手左右違う動きを同時に行うことで、脳をわざと混乱させ活性化を図るというもの。


はじめは指先の動きから大きな動きへと変化。
脳と上半身の筋肉を動かしていくことで脳と身体を目覚めさせていくー

大人も子どももみんな笑顔で一郎氏の真似をする。


コテコテの博多弁(志賀島弁?)で、
お客さんにツッコミを入れながら、周囲を巻き込んでいくー


最後は熊本が生んだ大スター 水前寺清子の
『三百六十五歩のマーチ』にのせ、みんなで大きな動作。

『 ♪〜 千里の道も 一歩から はじまることを 信じよう ♬ 』

・・・歌詞を通して、
益城町の皆さんにエールを送っているようでした。


最後は、長州力ばりに左手を突き上げてフィニッシュ。
皆さんとても楽しんで参加していただきました。

『ナチュらくヨガ』、午後の部の始まりー

pm1:30ー
仮本堂では、これからインストラクターYURIサン、HITOMIサン、
MITOサンによる『ナチュらくヨガ』後半の部が始まり。

当初、最大で17名の定員で行う予定だったが、
いざ蓋を開けて見ると嬉しい悲鳴。なんと25名もの参加者が(!!)

たくさんの子ども達も参加してくれました。


そしてヨガ後半からは、
このイベントのために準備したという特別プログラム、、


ペアヨガやグループヨガにも挑戦(!)


今回初の試みだったおまつり内でのヨガ。
ご参加いただいた方の反応もとてもよく、終始笑顔溢れるレッスン、大盛況でした。


佐賀でテレビリポーターをつとめるインストラクターのYURIサン(写真中)、
そして佐賀からきてくださったHITOMIサン(写真右)、MITOサン(写真左)、
本当にありがとうございました!

ご住職:『今までは、ボランティアの人たちに来てもらうのを待っている、
という状況だったけれど、これからは私達の方が人を招き入れて、
来てもらわなくちゃならない時期に来ている。頑張ります!』と、笑顔でご住職。

前を向いて、遠くを見つめるご住職の姿が印象的でしたー


また、YURIサンはご自身で主催された『熊本地震チャリティーテラYOGA』の
全2回分レッスン費26,000円を、皆乗寺本堂再建費として寄付されました。

 ちんどん鈴乃家 境内パフォーマンス 後半


今日は真っ青な快晴。昨日までの悪天候が嘘のよう。


ご住職の剣道の教え子である中学生達も楽しんでくれています。


もつ鍋赤門屋さん、サザエ店主も一日を通してキャラを全う。
タキツバさん、素晴らしいです。

そんな中、どこからともなくチンチドンドンという太鼓の音・・・

pm2:30ー
再び鈴乃家さんの登場!

よっ!鈴乃家ーーーっっ!

お店を練り歩いた後、ご本堂の正面へ。
お客さんの手拍子の中、南京玉すだれw!

ちんどん屋さんはご年配の方にとっては懐かしく、若者や子ども達にとっては珍しい。
そんなちんどん鈴乃家さんのパフォーマンスはいつも老若男女が笑顔になる。

本当に素晴らしいなぁ、、いつも感動です。

新井武人 アコーディオンLIVE

いよいよ【みんなのっけて 皆乗寺まつり】も終盤へー


ちんどん鈴乃家さんのパフォーマンスが終わると、
アコーディオン奏者の新井武人サンが登場。


新井武人(アコーディオン奏者):
やわらかくあたたかな存在感で魅了するソロのほか、さまざまな楽器とのデュオ・トリオ・バンド参加、サーカスパフォーマーや大道芸人との共演などあらゆる演奏形態でアコーディオンの可能性を広げ、キャラクターとしてのセンスを発揮する。陽気で切なく、きれいで悲しい、どこか遠い物語の世界を想像させるようなアコーディオン特有の雰囲気を作品に反映させ、観客とともに音楽を楽しむというスタンスで行うパフォーマンスは楽しさとやさしさとぬくもりに満ちている。


カンボジアの子ども達が描いてくれた『平和の花』。

カンボジア支援を機に、CANDLE NIGHT LIVE〜益城町での皆乗寺まつりへと一つに繋がっていく。

これら全ては、別々のアクションではなく一連の流れ。
共通するのは『自他一如』というお釈迦さまの言葉。
・・・つまりは奉仕の精神、犠牲心的意味合いの強い
「ボランティア」ではなく、『困った時はお互い様』の活動。


ライブが終盤に差し掛かった頃、特別ゲストが登場ー


「しゃぼん玉隊」の皆さん、登場!


アコーディオンの素敵なメロディに合わせてふわふわと飛んでいくしゃぼん玉。

皆乗寺さんのご本堂の前で、みんなが笑顔で一つになる素敵な光景。
解体前のご本堂を目に焼き付けながら、悲しい気持ちで終えるのではなく、
楽しかったイメージで最後を迎えたいー

・・・そんなみんなの想いに応え、
まるでそれを演出してくれるかのように「しゃぼん玉隊」が頑張ってくれました。
本当に感謝です。

・・・それにしても、
文ちゃんのストローの持ち方はシブすぎ(笑)。


ツウな「しゃぼニスタ」のスタイル。

印象的で素敵な時間でしたー

東田トモヒロ SPECIAL LIVE

そして、pm4:00ー

【みんなのっけて 皆乗寺まつり】の最後を飾るのはー

熊本・植木出身のアーティスト、東田トモヒロ氏。


東田トモヒロ(アーティスト):
サーフィンとスノーボーディングをこよなく愛するシンガーソングライター。2003年のデビュー以来、『LOVE&FREEDOM』をメッセージし続ける永遠の旅人。その持ち味でもあるエネルギーに満ちた一体感溢れるライブで、これまでに大小問わず数多くの音楽フェスティバルに出演し、ピースフルな空間を作り出して来た。自然に寄り添った暮らしや旅の中から紡ぎ出されるメロディーとメッセージは、全国各地の多くのファンを魅了し、長く愛され続けている。


トモヒロさんのサポートをしてくださるのは、同じく熊本在住、ベースの大ちゃん。
この日お子さんが誕生されたとのこと(!)なんておめでたい日!!!


自然に寄り添ったライフスタイル、旅の中から生み出されたメロディー、
そして地元熊本への愛情に満ちたメッセージは、
心を鷲掴みにされ、魂を心の奥底から揺さぶられるような、、、
グッと引き込まれるLIVE。

この想いよ、届け!!!とばかりに想いが溢れる
トモヒロさんのパフォーマンスに自然と身体が揺れていくー


『今日、こうして益城へ、皆乗寺さんへ呼んでくれて、
本当に光栄です。本当にありがとね!』と、何度も何度も連呼。

本当に感動的なライブでした


肩を組み、前のめりで音楽を聴く中学生の後ろ姿は本当に微笑ましかった。
これまで大変だった一年間を、支え合って乗り越えてきた、
…そんな逞しい背中にも映りました。



LIVEの最後曲を前に、トモヒロさん:
『今日は歌に皆さんへのたくさんの想いを込めたつもりですが、
もし響かなかった時はボク宛にメールください(笑)』

・・・そう言って最後は「ひだまり」を熱唱してくれました。
トモヒロさんの最後の「想い」を聴いて涙する方も、、

LIVE終了後、本堂の裏でトモヒロさんとベースの大さんが抱き合って喜んでいた。

『あーやばかった!!
ひだまり、泣きそうになっちゃった!!!(笑)』とトモヒロさん。

…本当に「想い」の溢れる、素晴らしいLIVEでした。
そして【皆乗寺まつり】終了後、トモヒロさんからご丁寧なメールをいただきました

こちらこそ、このような機会をいただいてたいへん感謝しています。
とてもいい雰囲気のお祭りで、楽しい時間でした。
熊本に、益城に心を寄せてくださった皆さんのお気持ち、地域の方々の思いが伝わってきました。
自分に出来ることは小さいですが、もし少しでもお役に立てたとしたら幸いです。
今後も気軽に声をかけてくださいね!
どうぞ宜しくお願いします。ありがとうございました! 

東田トモヒロ 』

本当にありがとうございました!

フィナーレ

pm5:15、LIVE終了後ー

皆乗寺ご住職のご挨拶:
『5年、10年かかるかもしれないけど、いつかこの本堂を再建したい、
その時には今日、ここにいる皆さんで再びこうして集まりましょう!』とご住職。

途中声を詰まらせる姿に、私たちも込み上げるものがあり、
・・・これから私たちもできる限り継続して応援させていただきたいと、改めて思いました。

最後は関わってくださった皆さんと集合写真。
この時すでに帰られていた皆さんと全員で撮れなかったことが非常に残念でしたが、
またここできっと再会できると思っていますー

今回初めて企画させてもらいましたが、
CNLスタッフを始め、福岡、宮崎、佐賀、
地元熊本からも
沢山の方のご協力を経て、
この『皆乗寺まつり』を無事に終えることができました。

お陰様で、子どもからご年配の方までたくさんの地元の方にお越しいただきました。
全壊された地域の方々は今、
それぞれ仮設や別の場所に引っ越されたこともあり、
この地域でたくさん人が集まるという機会がなくなってしまったそうです。

そんな中で今日は久しぶりに「みんなが集まった」と、
地元の方から嬉しいお声をいただきました。

皆乗寺さんのお嬢さんから、
『 最後は悲しい気持ちで本堂を解体すると
思っていたから今日は本当に嬉しかった 』と、

涙ながらに話してくれた事が本当にすべてでした。
ただただ、喜んでもらえて本当に良かったー

200年と続いた皆乗寺のご本堂は、
今年の10月をもって解体されます。
しかし、本堂が新しくなった時には、
再びここで集まり、
またみんなで『お祝いまつり』開催をしたいと思っています。

最後にご報告ー


昨年のCANDLE NIGHT LIVEでお預かりした皆乗寺さんへの172,000円は、

すべて『皆乗寺まつり』運営費として使わせていただきました。

また、当日設置した募金箱のお金、12,633円
CNL飲み物ブースの経費を差しのぞいた売り上げ、23,133円
各出店ブース参加費合計、13,000円は、

すべて皆乗寺さんへご本堂再建費として寄付させていただきました。

この場をお借りしてご報告申し上げると共に、
ご協力いただいたすべての皆さんへ感謝いたします。

皆乗寺さんとのご縁はこれからも続いていきます。

『 

楽しむことを前提として、
それをいいことにつなげる活動ー 』

これからも継続して、皆乗寺さんを中心に
益城町福原の皆さんを応援させてもらいたいと思います。

ご来寺いただいた皆さん、遠近各地より本当にありがとうございました。
そして今回携わってくださった関係者の皆さん、
本当にありがとうございました。

【みんなのっけて 皆乗寺まつり】実行委員長
西林寺副住職 安武義修