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JSR CAMBODIA ④ – 井戸その後の様子 –

(…つづき)

実際に井戸の現状を見にいくー

2017年6月6日(火)pm1:00ー

食事を済ませ、
区長さんから村の現状を伺った後、
実際に井戸を様子を見て回ることに。

村を歩くといたるところに新しい電柱。
二年前、この村にもついに電気が通った。(!)

サムボー村に電気が通ったおかげで、
各井戸にそれぞれモーターが取り付けられていた。


モーターは1つ110ドル。(※6月27日現在 約12,277円)。



モーターは、井戸を使用している村人同士でお金を出し合い
みんなで購入。大型ポンプで水をシェアしているのだそう(!)

最近では、井戸の修理代も使用している村人同士でお金を出し合い、
メンテナンスも自分たちで行い始めたとのこと(!!)


これは本当に嬉しいこと!!!

ただ一方的な支援でなく、
本当の意味での「自立支援」に繋がっていたことに感激。

井戸を使用する村人と一緒に。
『井戸ができたことにとても感謝している。』とお母さん。
ちなみにモーターの電気代もみんなでシェアしているとのこと。
『生活は全然ラクになった!』と仰っていた。

続いて次の井戸へー

できたばかりの井戸。
まだ器具の取り付けや整地はされていないものの、
すでにモーターは取り付けられているため、容易に水が出る状態。

深さは57m。
個人で使っているのではなくこちらも水瓶に水をため、
みんなで大切にシェアされているとのこと。

村の奥の奥まで歩いていくと、たまたま井戸水を使用中の女性。
カメラを向ける大声で笑いながらピース!

陽気な女性だったので、
今カンボジアで空前絶後の大ブームを巻き起こしているというー

https://youtu.be/ax7W2iKGJOw

カンボジアン POPダンス『ロォム・ジェ』。

” 私もちゃーんと(この国の流行を)知ってますよw ”
とばかりに踊ってみせる (笑)

…おばちゃん達大爆笑。(笑)

https://youtu.be/A7k6bq-Km_g

なにやら今カンボジア全土で大流行しているらしく、
あのフ○セン首相も「今日はこの曲でみんなで踊りましょう!」と
異例のコメントを残し、一気にブームに火がついたとか。

とにかく今のカンボジアは『♪ロォム・ジェ、ジェ・ジェ・ジェ〜♬』と言って
手を突き上げて踊る真似をすると、老若男女が大喜び。(笑)

そんな『ロォム・ジェ』を踊ると、
彼女も ” こうやって踊るのよ ”とばかりに踊る。(笑)

するとおばちゃん達もみんなで
『♪ロォム・ジェ、ジェ・ジェ・ジェ〜♬』!!!(笑)

…不思議な光景を見つめる子ども、それを笑う大人。(笑)

井戸が大活躍であることの歓びをダンスで表現。(笑)
今日一番、楽しい旅のハイライト。

最後は一緒にダンスを踊れたことに感謝の合掌。

 

最後にー

5年間の『サムボー村井戸建設プロジェクト』によって、
現在サムボー村地区に増減を繰り返しながら現在15基の井戸が稼働。

元々は井戸1基につき20〜30世帯の村人が使用されていたが、
現在は井戸の増加によって井戸1基につき8世帯がゆったりと使用。
サムボー村の120世帯840名の村人に安全な水が供給されているとのこと。

村の生活は、二年前に届いた電気と井戸によって、
基本的な生活が随分とラクになった様です。

しかし、それはあくまで生活のごく基本的な部分。
実際にはまだまだ問題が多いことも事実。

現在サムボーム村の人々の平均年収は約10万円くらいとのこと。
経済発展・物価の上昇に伴い、村人の年収も5年前に比べ倍になった。

しかし身の回りの原材料や物価も上昇するため、
余裕ある生活になったかと言えば、全くそんなことはないというー

まだまだ基本的なインフラも整っていないサムボー村。
この村に1〜2年後水道が通る予定だと言うが、それもまだ不透明とのこと。

村の人たちは少しずつ自分たちの手で井戸の設備の充実、
管理も行えるようになってきた。

しかしまだまだこちらでサポートできること、
サポートしなければならないこともあるなと、
今回のサムボー村視察で思った事でした。

今回サムボー村の学校においては、
日本で託かってきたK薙善照氏からのご寄付から1万円、寄付させていただきました。

そして、西林寺、K井満・玲子さま、D斐崎様からお預かりした浄財 計6万円を、
サムボー村井戸建設費、及びメンテナンス費として寄付させていただきました。

・・・また8月、今度はキャンドルナイトのスタッフでまたやってきたいと思います。

また会いましょう!