キャンドルナイトライブ

JSR CAMBODIA’16 ③ – 愛センター2 –

(つづき)第一部レクレーションを終えると、
しばしの休憩をとってam9:00、二時間目の授業開始。
8K6A0264二時間目はー
来月西林寺で行う『こどもキャンドルナイト』とのジョイント企画を、
カンボジアの子ども達にも手伝ってもらうことにー
毎年7月下旬に西林寺にて行う、『こどもキャンドルナイト』ー

今年は『大切なものはなに?』というテーマのもと、
日本で暮らす子ども達に、カンボジアの現状、今回の熊本地震についても触れながら、
あらためて私たちにとって『大切なもの』は何か?について考えるきっかけ、
日常生活の「ありがたさ」を、子ども達に伝えるご縁にしたいと考えている。
・・・そこで、今回のこどもキャンドルナイトのワークショップでは、
大きな段ボールをキャンバスにして、『大切なもののなる木』オブジェを制作。
日本の子ども達と、カンボジアの子どもたちが描く木の実『大切なものの実』が、
木の枝にどんどん実をつけ、撓わになっていくという、、

そんな共同作品づくりを準備中。(なかなか言葉で説明しづらいですね・苦笑)

・・・詳しくはまた後ほどに…

子どもたちはそれぞれに大好きな木の実を、一生懸命描き始める。
真剣な眼差しで、みな作品づくりに取り組んでくれました。


最近学校に通い始めたばかりという、
5歳の女のコも一生懸命描いてくれた。

作品が続々と完成していくー

大切なもの:『 家族 』
オレンジの実の中に大切なもの、『 家族 』。
リンゴの実の中に大切なもの、『 家族 』。
大切なもの『お母さん』。
大切なもの『 家族 』
大切なもの『 家族 』
大切なもの『 お父さん 』
フルーツの王様ドリアンの中に大切なもの、『 お兄ちゃん 』。
そして、最後まで一生懸命書いてくれた男の子もー
大切なもの『 家族 』。木の実は渾身の南国フルーツ『ランブータン』(!)

・・・日本では書かれることのない、南国特有の珍しい『大切なもの実』たち。
国が違うと木の実の発想も色使いも、、本当に面白い。

am9:30 –
お絵かきワークショップを終えたら、
最後は教室の後に全員集まってー
日本の伝統音楽『雅楽』を聴いてもらうことにー

我々、京都・西本願寺内にある【勤式指導所】という、
浄土真宗の「声明」(お経に節の付いたもの)と「雅楽」を専門的に学んできた同志。

これまで様々な場所で、
ご本山で学んだ「声明と雅楽」を活かし、国際交流や仏教交流を行ってきた。
愛センターに通い始めてもう10年になるが、学校ではこれが初めて。
雅楽部隊を統率するのは池田氏。まずは日本の雅楽のルーツが、
この東南アジアにあるという話しに触れながらの雅楽説明。
そして実演。
曲目は、雅楽の中でも最もポピュラーな『越天楽』。



・・・このメンバーで揃って演奏するのは、’14年スロバキア/ハンガリーで行って以来。
カンボジアでは、’09年王立仏教大学にて
宗教省大臣もご出席いただいた仏教交流以来、10年ぶりだった。

・・・ちなみに私自身は、雅楽は「たしなむ」程度なので、
実演メインは本派のスペシャリスト達にお任せ。私は企画専門です(笑)。

・・・それにしても、今回は初の短パン&お揃いTシャツ(笑)。
これはこれでとても新鮮だった。
演奏を終え、
『みんな!日本の伝統音楽を実際に聴いてみてどうだった!?』と聞いてみると、、

皆、口々に声を揃え、
『・・・悲しい気持ちになった。』と。

どこかションボリ(笑)。

・・・。(苦笑)
カンボジアでは、雅楽のルーツとでもあるこちらの伝統楽器で、
主にお葬式の際にこのような音楽を演奏するのだという、、。

・・・さすがルーツです(苦笑)。

カンボジアでは現代音楽よりも、むしろこういった伝統楽器の方が身近に感じていて、
目新しさでいえば、カンボジアの若い子よりも、むしろ日本の若者の方が新鮮さを感じるのかも、、

・・・またひとつ学んだ事でした。
雅楽演奏の最後は少し趣向を変え、深親亮介氏にバトンタッチ。

篳篥を現代風にアレンジし、最近ではソリストとして様々な場で活躍中の彼。
最後に一青窈の「ハナミズキ」を演奏してもらったー

私自身も今回初めて彼のソロ演奏を聴きましたが、
想像以上に高いクオリティー。・・・さすが深親くん。今回は、いつもと違う雅楽演奏、
そしていつもと違う愛センターでの交流会でした。短い時間ながら、今回もとても充実した愛センターでの交流会。
大成功!!!
授業終了後ー
今年新しく愛センターに入学した子どもたちを集め、
昨年のCNL’15収益 280,000円の中から、
以前「デザインの寄付」として学校へ納めた、
『愛センター・トートバック』を新たに50枚寄贈。
新入生の子どもたちにひとりひとり、
” スクールバック ”としてプレゼントしてきました。
みんな!勉強頑張ってねー!
余った残りのバックは、すべて学校の先生方にお渡ししてきました。

愛センターへ今後ボランティアで訪れる方々も、このトートバックを現地でお求めいただけます。
売り上げは、そのまま愛センターへの運営費となります。ぜひ買ってください(笑)
最後にこちらも。
今回CNL’15収益の中からEPSONのプロジェクターを購入・寄贈してきました。
DVDプレーヤー、スピーカーも一体型となった万能プロジェクター。

今後、映像教材を使っての授業や、日本文化を紹介する授業などに使ってもらえたら。
さらには、これまでこの学校に訪れたボランティア先生OB方と、
ネット中継をつないでの授業なんかもできるのではないかと・・・可能性は無限大です。
日本の同年代の子ども達に大人気のアニメ
『妖怪ウォッチ』DVDセットも寄贈してきました(笑)
これに関しては色々ご意見もあるかと思いますが、
現在福岡に留学している私の友人で、カンボジアやタイの学生達は、
日本語を学ぶキッカケとして、『日本のアニメ』を挙げることが多いのです。

『何を言ってるか意味がわからないので、
日本語をもっと勉強して、アニメで言ってる意味を理解したい!』とー

・・・そんな子ども達が、
この中から一人でも現れてくれてら嬉しいですー他のメンバーも各々に、
各お寺から持ってきた物資や寄付を届けていました。
また来年、会おうね!
今年もお世話になりました。

この学校の校長である渡辺藍さん、本当にありがとうございました!

 

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