2016年6月19日(日)、
一ヶ月ぶりに再びキャンドルナイトのSTAFFと共に熊本益城町へ。
今回は4名+現地合流2名の6名で益城町福原のお寺「皆乗寺」を目指す。
益城熊本空港ICを降りると、ブルーシートに覆われた家屋が次々と目に飛び込んでくる。
さらに益城町方面へ進むと、ブルーシートにも覆われていない、
本震後そのまま剥き出しとなった家屋が続いていくー
私の大学剣道部時代の先輩のお寺、浄土真宗大谷派のお寺【皆乗寺】さんへ
後で伺うと、お話しされていた方は、本堂横のお墓の持ち主さん。
地震が起きて二ヶ月後、、
今回が初めて、ようやくお墓の様子を見に来ることができたという、、
・・・つまりそれくらい、ご自身の生活、身の回りのことで大変だったということー
足場が組まれ、これ以上前へ倒れないための応急処置が施されていた。
かなり危険な方向へ傾いていた鐘楼堂はー
ご住職曰く『ジャッキを使い、あっという間に戻った(汗)』とのこと。
後日、上の鐘楼堂はクレーンで移設し、石垣の組み直しから修復工事を始めるとのこと。
ご挨拶もそこそこに、TEAM CNLさっそく作業を開始ー
そしてそれを軽トラで近くのゴミ集積所へ捨てに行く作業。
お内陣の壁を剥がす際にでてくる石膏ボードと土壁は、別々の土嚢袋に入れ、
集積所へ行っても各セクションにそれぞれ捨てなければならない。
もちろん、石膏ボートを覆う壁紙は、また壁紙だけで一袋、、、(汗)
同じ場所を片付けるだけでも、様々に分別しなければならない、、。
今から一ヶ月前は、この災害ゴミ集積所にトラックや乗用車が長蛇の列。
お寺からたった5分の距離が、当時は一度ゴミを捨てに行くのに2時間かかった。
朝9時からの受付で8時に並んでも2時間待ち…ゴミ受付終了は午後3時。(汗)
およそ一ヶ月前までは、一日頑張っても2〜3往復が限度だった。
但し、ゴミを捨てに行けるのは現地の住民のみ。
二度目からは代理人でも、入り口の係員さんに名前を伝えれば入ることができた。
校庭ではとても細かな分別がなされており、
一度一度、車を止めては所定の場所にまとめてゴミを捨てる・・・
これはこれで、とても大変な作業だ。
到着すると若いボランティアさんが元気な挨拶で向かえて下さる。
そして素晴らしいチームワーク、流れ作業で荷台から畳を運び出してくださる、、
・・・本当に有り難い方々、頭が下がるー
ご住職:『さぁ休憩!食べて、食べて。』とお手製のカレーをいただいた。
・・・本来であれば、自分の昼食は自分で準備して行くもの。
しかしご住職、『昼食は準備するから手ぶらで来てね。』と、、。
・・・剣道部の先輩です。先輩が仰ることは、有り難く受け入れることが礼儀なのです(苦笑)、
遠慮なく、絶品のジビエカレーを美味しくいただきました。
この日は災害ゴミ集積所まで三往復することができた。
・・・それにしても、今回で二度目の益城町、浅井くん。
彼は新幹線に乗って前日から西林寺入りしての参加。
・・・本当に有り難い、頭の下がる仲間です、、。
下益城郡のお寺のご住職であり剣道部の先輩、護城先輩も駆け付けて下さった。
お内陣の壁解体を行う先輩。・・・さすがの安定感(笑)
・・・すると、あっ!!!
前回は軽トラをパンクさせてしまったが浅井クン(笑)、
前回に続き、これから主力として期待されていた鍬が、、サヨウナラです。
でも、ご住職はきっとどこか寂しい思いになられたに違いありません。
最後は本堂の前にて記念撮影。
自分たちにできることは微々たるものだけど、
これからもできる範囲で、継続してお手伝いをさせてもらおうと思っています。
ご門徒さんから『熊本のお寺さんへ持って行ってください!』とお預かりした10,000円、
そして震災発生時から西林寺本堂の義捐金箱に入れて下さった浄財93,350円は、
すべて皆乗寺さんにお渡ししてきたので、ここにご報告致します。
お寺の再建には多額のお金がかかります。しかし宗教法人であることから、
日本赤十字社などの公的な資金援助は一切受けることができないのがお寺なのです。
これからもできる限り、お寺での募金活動も並行して続けていこうと思います。
次回は8月、お盆を終えて、お寺が落ち着いてからまた行きたいと思います。