キャンドルナイトライブ

熊本・益城町へ

2016年8月31日(水)、宮崎での研修会の翌日、
熊本・益城町へ移動し、剣道部の先輩のお寺・皆乗寺さんへ再び行ってきた。
IMG_0145先輩ご住職、お元気そうで何よりでした。

本堂はこれ以上前に傾かないよう、ワイヤーで応急処置が施してありました。

ボランティアの手によって行えるお手伝いも落ち着き、
お寺の復興は次なるステージ、業者さんの手によって少しずつ様変わりしていました。

お寺をあとにした後、益城町で被害の最も大きかったエリアへー

2ヶ月ぶりに町を歩いてみた。

7月7日から倒壊家屋の公費解体が開始され、
二次被害発生の危険性が高い家屋から順に解体が行われているそう。

・・・しかしながら全体を見渡せば、それはほんのごく一部で、
町のほとんどはそのまま手つかずといった感じだった、、。



家屋の公費解体については、工事費用は益城町が負担。
申請者が費用負担することは原則ないとの事。

しかし、解体するにあたっては、電気・ガス・水道などの停止手続きはモチロンのこと、
家財道具はすべて自分たちで運ばなければならないそう。

運び出した家財道具は各自事細かな分別によって災害ゴミを分類しないといけない。

その災害ゴミに関しては、
益城町では8月31日迄無料だったものが、9月1日からは有料になるそうだ。

もし家財道具の運び出しができていない(不可能な場合には)、
1家屋の解体・完全撤去までには2週間を要し、
益城町だけでも、まだ約2000件の解体が残っているとのこと。
熊本市は2万件、、。気の遠くなる道のりだ、、。

その中で、今後自分たちがボランティアとしてお手伝いできることがあるとすれば、
その時々で現地のツテを頼りに、ひとり暮らしの家庭で、解体にあたっての家財道具運び

これが「」必要なことだそうだ。

熊本へ行った当日は久々に震度5弱の地震もあり、本当に復興にはほど遠い現状だった。

ちなみに、家屋解体が完了し、
更地になったとしても、そこに新しく家を建てることは出来ないそう。

危険地区に指定されている地域は、
地質などのボーリング調査を行ってみて、建築許可が下りて初めて家を建てられる。

・・・地域によってはずっと下りない地区もあり、この町に再び住める確証もないのだそう。

楽しい散歩ができる日はいつになるんだろう、、。

本当に大変ですね、、決して忘れちゃいけない。

これからも、自分たちに出来ることを考え、行動に移していきたい。

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