皆乗寺さんでの打ち合わせの帰り道、
車を止め、被害の大きかった地区をひとり歩いてみたー
それでも街は、急ピッチで解体が進められていた。
特にひどかった国道沿いの全壊家屋はほとんど更地となり、
街の景観はガラリと変わっていた。
そこから一本住宅街へ入って行く、、
2016年8月31日に撮影した場所、、
まるで同じ場所だったとは思えないくらい解体が進んでいた。
以前、印象的だった看板を撮った場所も、、
しかし、そのまた先へ歩いて行けば、解体待ちの家屋はまだいたるところに。
震災直後から時間が止まったままの家屋が、今も無数に残されている。
もうすぐ震災から一年だというのに、、
この一年間、ずっと雨ざらしだったであろう阿弥陀さま。
そんな中でも輝きは今も尚、色褪せることなく、ただただお家を見守り続けている。
震災直後、益城町でお会いしたご年配の方とお話しをした時、
目に涙をためて、
『 ・・・もうねぇ、お先真っ暗を超えて、お先は奈落の底だよ… 』
と仰っていた。
今、自分たちにできることは何だろう…?
歩きながら、様々なことを考えさせられた。
…今、自分たちなりにできることを、みんなで形にしてみようと思う。