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熊本・益城町へ②


皆乗寺さんでの打ち合わせの帰り道、
車を止め、被害の大きかった地区をひとり歩いてみたー


震災からもうすぐ一年、、。




時が止まったままの家屋ー


それでも街は、急ピッチで解体が進められていた。
特にひどかった国道沿いの全壊家屋はほとんど更地となり、
街の景観はガラリと変わっていた。

そこから一本住宅街へ入って行く、、

2016年8月31日に撮影した場所、、

まるで同じ場所だったとは思えないくらい解体が進んでいた。

以前、印象的だった看板を撮った場所も、、

お宅はきれいに無くなっていたー


しかし、そのまた先へ歩いて行けば、解体待ちの家屋はまだいたるところに。



震災直後から時間が止まったままの家屋が、今も無数に残されている。



もうすぐ震災から一年だというのに、、





全壊のお家から取り出されたお仏壇もそのままにー


この一年間、ずっと雨ざらしだったであろう阿弥陀さま。
そんな中でも輝きは今も尚、色褪せることなく、ただただお家を見守り続けている。



震災直後、益城町でお会いしたご年配の方とお話しをした時、
目に涙をためて、

『 ・・・もうねぇ、お先真っ暗を超えて、お先は奈落の底だよ… 』

と仰っていた。


…あの方は今、どんなことを思っていらっしゃるんだろう、、。



今、自分たちにできることは何だろう…?
歩きながら、様々なことを考えさせられた。

…今、自分たちなりにできることを、みんなで形にしてみようと思う。