サムボー村へ
2017年6月6日(火)pm9:30、
サムボー村へ向けて、出発。
チョムナンさんもピシッとしたワイシャツ姿から
“ユニホーム”に着替えて乗り込んだ。
プノンペンから車を走らせること2時間、
渡船上へ到着。
船がやって来る間、ここでしばしの休憩。
渡船上前の小さな食堂をのぞいてみるとー
フルーツの奥に、、
・・・(汗)
…卵の横にヒナ?
・・・。(汗)
カンボジアの人々はふ化する直前の卵を食すのが大好きだが、
こちらは完全にふ化してヒナになった子ども達の素揚げ。(汗)…
…なんまんだぶ。
サムボー村到着
川を渡り、さらに車で進むこと10分。
サムボー村、チョムナンさんの実家に到着。
一年ぶり田舎のおばあちゃん家に里帰りしたような、、
心あたたかな気分になる。
チョムナンさん甥っ子、
突然大勢の外国人来客に泣き出す(笑
お兄ちゃんはハンモックでスヤスヤ。
チョムナンさんの甥っ子長男。
日本から持参したお土産を渡し、カメラを向けると、
『しっかり立ちなさい』とチョムナンさん。
髪の毛もセットされて、満面の笑みでカシャ!
お家の台所。
チョムナンさんの妹さんは、僕らがやって来ることを見越して、
事前にスイカの準備をしてくれていた。…ありがとうございます。
まずはお参りからー
お家に着いて早々に行うのは、お家のお釈迦さまにご挨拶。
敬礼文〜三帰依文〜重誓偈のおつとめ。
お参りが終わると昼食の準備。
チョムナンさんの妹さんやお母さんがいつも美味しいご馳走を振る舞ってくれる。
甥っ子は率先してお手伝い。
…これがカンボジアの子ども達の素晴らしいところ。
家族のお手伝いを皆率先して手伝ってくれる。
ご家族の優しいおもてなしを有り難くいただくー
ここの大好物、チャートゥロッコォ〜ン(空心菜炒め)。
チョムナンさんのお母さんがつくってくださる空心菜炒めが一番好き。
ブラックペッパーソースも絶品!
壁の網目から漏れる光や風、、
じっと見ていると星空のようにも見えて何か幻想的。
網目から漏れる風が気持ちがいい。
村の井戸のその後の様子・現状を聞くー
ご飯を食べ終えた頃、サムボー村の区長さんがやってきた。
さっそく、区長さんにサムボー村に井戸ができてからの変化や
その後村の様子、問題点などを伺う。
現在、増減をしながら実働の井戸は15基。
その後もメンテナンスと修理によって井戸はキープされているという。
何度も書いてきたが、
井戸は一基できればそれでハッピーエンドというわけではない。
井戸にも耐久年数があり、その井戸の器具がどの国で造られたかによって耐久年数は変わる。
カンボジアで一番クオリティーの高い井戸は、Made in INDIA。
しかしそのインド製でも普通に使っておよそ三年。
これがベトナム製、カンボジア製の場合となると持って一年と言われていた。
・・・つまり井戸を設置しても、その後のメンテナンスを行わなければ
数年後には必ずどこか故障してしまうということ。
だからこそ井戸設置プロジェクトで大事なことは、
その後のメンテナンスも含めて、継続した支援が大事といこと。
ちなみにメンテナンス費用はおよそ$50(約5,570円)。
金額だけで見れば大したことない金額かもしれないが、
彼らにとって5,000円という金額は大金だ。
…よって井戸は一度故障すると、
修理されないままに朽ち果てていくー
そんな井戸が、カンボジアの村々にはたくさんあるのだ。
井戸を設置したからにはその後のアフターケア、
あるいは、井戸を使用する人々でコミュニティを形成し、
今後は使用する人々でお金をプールし、
最終的には自分たちの手でメンテナンスを施しながら使ってもらう、、
・・・そんな啓発活動も同時に行って行くことが大事なことなのだ。