キャンドルナイトとは別組織ですが、
7月24日~31日まで、福島の子ども達を福岡に呼び、
ホームステイしてもらうプロジェクト【安穏交流プロジェクト】を行った。
始めに7月24~26日までの二泊三日、福岡の各お寺から参加した子どもたち61名と、
福島からやって来た子どもたち15名で、志免町 一心寺にてサマーキャンプ。
当日は、西日本新聞社や、TNC報道部も密着取材。
先に福岡の子どもたちが一心寺に集まり、同時刻に、福島ご一行が福岡空港到着。
その頃福岡の子どもたち、お寺でオリエンテーションが終わった頃に、外にでて待機。
そして、福島ご一行がバスで到着。みんなで拍手でお出迎え。
その後、ウェルカムBBQ、翌日はサンシャインプールへ行き、
夜はヤフードームで VS 日ハム戦を観戦した。
翌日の最終日は、森でウォークラリーをした後、お寺の境内でそーめん流し。
福島から来たKくんは、『久々に外で思いっきり遊んで、一生の思い出になる』と、 言ってくれた。
この模様は、7月25日の西日本新聞に取り上げられ、7月31日福岡TNCスーパーニュースの特集で放映された。
その後、福島の子どもたちの15名の内、
Kくん(小4)とSちゃん(小2)の二人が我が家に6日間、ホームステイ。
小1と年中の我が子たちは大喜び。
ウチの子どもたちにとっては、お兄ちゃんお姉ちゃんができたように、
KくんやSちゃんにとっては、弟、妹のように接してくれた。
26日~31日まで、法務の合間を縫い様々な所へ出かけた。
福岡タワー、マリゾン、キャナルシティ、ベイサイドから船に乗って海の中道水族館、
アビスパ福岡VSザスパ草津戦、そして糸島、、、
Kくんが言った、
『こんなに外で遊んだのは、1年ぶり、地震の時以来。福島(郡山市)では通学や体育の授業も含めて、
一日3時間しか外に出られないから、外で思いっきり遊ぶことがほとんどない』と。
そういえば、 福島の子どもたちが福岡空港へ着いた時、テレビカメラからマイクを向けられたSちゃん、
『福岡で一番、何をしたいですか?』という質問に開口一番、
『放射能を気にせずに外で遊べるから嬉しいです!』と。
・・・その言葉を聞けただけで、もう万々歳だ。
この一週間で、安穏交流プロジェクト~サマーキャンプ、こどもキャンドルナイト~ホームステイ、そして福島へ。
子どもたちを福島の親御さんのもとへ届けるため、引率で東京へ向かった。
帰りの飛行機の中、Kくんは遊び疲れでぐっすりと、、。
その後、羽田に到着し、そこからバスに揺られること4時間半、、
ようやく福島駅到着。
子どもたちを無事、親御さんのもとに届け、翌日仙台から飛行機で帰ってきた。
福島市は、雲一つない穏やかな天気だった。
言われなければ、ここで放射能や地震のことなどあまり感じない。外へ出て思いっきり深呼吸してみる、、
色も、音も、匂いも、、何も感じない。街や景色は穏やかそのものだった。
でも、朝のニュースをみると、その日滞在した福島市が、一番放射線量が多いのだという、、
目に見えない恐怖とストレス、、。
今回のプロジェクトは、福島のついて考えるとても良いきっかけとなった。
そして福島の子どもたちだけでなく、家族にとっても、
自分にとっても、 考えさせられ、勉強になる1週間だった。
KくんとSちゃんが我が家にやってきた思い出は、ずっと忘れ難い、ひと夏の思い出となった。
安穏交流プロジェクトは、今後も継続して行っていきたい。