旅の出発点、カオサンへ
pm5:30ー 空港から1時間。カオサンへ到着。
おそよ2年半ぶりのカオサン。
世界中からやってくるバックパッカー達が、
旅の中継地として訪れる旅人の聖地。
ここカオサン・ストリートは1970~80年代頃からゲストハウス街として、
世界中のバックパッカー達がこの地を目指してきた。
その後外国人旅行者向けの飲食店やパブ・クラブが増加。
近年、無国籍な雰囲気がタイの若者をも惹きつけ、以前とはまた違う魅力を放ち続けている。
・・・それにしても不思議な街だ。
タイを初めて訪れてからもう18年が経とうとしているのに、
未だにこのバックパッカーの街に帰ってきてしまう。(苦笑)
自分自身の旅の原点、
様々な想いが詰まった地、
…そして初心に戻れる場所。
やっぱり旅の始まりはココからじゃないと始まらない!
バンコク散歩、そして再会。
今日は夜8:00に鹿児島のゾノくんとカオサンで待ち合わせ。
まだ少し時間があったため、トゥクトゥクに乗って街へ出た。
久しぶりのバンコク。
一年で一番寒い時期の日本と違い、生ぬるい風が気持ちいい。
特に何をするでもなくブラブラ街を歩いた後、
再びトゥクトゥクに乗ってカオサンに戻る。
…このネオン、カラーリングがたまらない。これぞアジア!!
様変わりしたカオサン。
pm8:00ー
カオサン・ロード到着。
そして遂に、、ゾノくんと再会!!!!!!
さっそく祝杯をあげようと、カオサン周辺を歩く。
沢山の人でごった返す”いかにも”なパブで、
このカオサンで合流できたこと、そして今年も始まる旅にカンパイ!!!
…しかし、ここカオサンはこの数年で本当に様変わりしてしまった。
取り締まりが強化されたからか、夜12:00以降、
爆音でダンスミュージックを流しているお店は一軒もなかった。
(三年前の写真)ほんの少し前まで路上にまで
ウーハースピーカを持ち込み、朝までドンチャン騒ぎ。
・・・あのカオスな雰囲気が好きだったのだが、、
そんな光景は見られなかった。
活気あったストリートも今は昔。
夜12時を越えると露店が次々に店を畳んでいく。
深夜のメインストリートは、まるでシャッター街のようだった。
爆音のダンスミュージックがかかっていないせいか、
両サイドのパブから流れる小さな音楽。
それ以上に人の笑い声だけが街に静かに響いていた。
…何か不思議な光景。
そんなつまらないカオサンを脱出し、最後にもう一軒。
以前から一度行って見たかった場所へ。
SALA Rattanakosin
カオサンからトゥクトゥクで10分。
ワット・ポーの隣、路地を入った倉庫街の奥に、、
ひっそりと佇むSALA Rattanakosin(サラ ラタナコーシン)へ。
チャオプラヤー川沿いに立つ隠れ家的ホテル 。その屋上にBARがある。
あの「暁の寺院」ワットアルンを、チャオプラヤー川越しに真正面から眺める最高の立地。
ワット・アルンの後ろにはワット・ポー、そして王宮まで見渡せる絶景ルーフトップ・バーだ。
暁の寺院を眺めながら友人達で語らう姿が微笑ましい。
宿は安宿ながら、気持ちには少しゆとりを(笑)
ゾノくんとは、お寺の話やこれからの話を
深夜まで熱く語らい合って一日目が終了しましたー
カオサンの朝
2018年2月20日(火)am8:00ー
バンコク滞在二日目。
空港へは昼過ぎに向かうため、ゾノくんとは朝から別行動。
各々出発までの時間を思い思いに過ごす。
近くのカフェで朝食を済ませた後、カオサン周辺を歩く。
少し足の伸ばし、ちょっと行ってみたかった
今バンコクで最もホットなカルチャースポットへ。
タイを代表する建築家Duanggritが手がけた
寂れた倉庫をリノベーションしたショップ。
チャオプラヤー川対岸のローカルエリア、
下町の雰囲気漂う市場の奥に突如現れる。
カフェや本屋、ギャラリー、インテリア雑貨店が併設されている。
…伝統的なタイも好きだが最新のタイも好き。
なんかとっても新鮮な感覚。
pm3:00、スワンナプーム国際空港へ
午前中街を歩き回った後、
タイマッサージ1時間300バーツ(約1,000円)で身体をリセット。
その後ゾノ氏と合流し、いざ空港へ。
さぁ、今年もいよいよカンボジアへ。
よーし、いくぞー!と鼻息荒く搭乗口へ向かうと、
カンボジアのお坊さんの後ろ姿が見えた。
・・・!??
一目でわかった後ろ姿。
…なんと、そこに座っていらっしゃったのは、、
カンボジア仏教界の最高指導者 ボンキリー僧王。
現国王の教育係も務められた僧王。
まさかの同じ便でカンボジアへ、、。
緊張しながらも勇気を出してご挨拶させていただく。
初めは怪訝そうなお顔でらっしゃいましたが、、
iPhoneに入ってたこれまでの仏教交流や写真や、
前国王の国葬の際にお会いした写真をお見せすると、、
『あぁ、、あなた達ですか。』とニッコリ。
…こんな格好で非常に恥ずかしく思いながらも(汗)、
i phonで写真をお見せしながら、かつて僧王秘書を務めたチョムナンさんの話や、
僧王のお孫さんであり、チョムナンさんの奥さんである二ラさんの話題など、
恐れ多くも数分間でしたがお話しさせていただきました。
僧王は、公務でフランスからカンボジアへ戻られる道中とのこと。
周りのカンボジア人のお客さん方は、
僧王の前を通る度に合掌をしていかれます。
側近のお坊さんともすっかり打ち解けるゾノ氏。
笑顔で会話が弾みます。
最後は恐れ多くも、写真までご一緒していただきました。
ご縁の不思議さに驚きと興奮を味わいながら、
さぁ、いよいよプノンペンです!