キャンドルナイトライブ

朝倉復興支援『万徳寺おてらマルシェ』④ – LIVE〜フィナーレ

むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをおもしろく
おもしろいことをまじめに
まじめなことをゆかいに
そしてゆかいなことは、
あくまでゆかいにー

井上ひさし(作家)

『万徳寺おてらマルシェ』も、いよいよ後半へ!

お昼に差し掛かり、人もイベントも、さらなる賑わいを見せてきました

アトリエブラヴォさんの参加型ライブペインティングも
ずいぶんと華やいできました!

大人も、子どももみんな真剣。

素敵な作品ができそうですー

全国の子ども達から、朝倉の皆さんに向けてメッセージ

境内の一角では、昨年7月京都・本願寺で開催された、
全国の子ども達のつどい『本願寺DAYS』内で書かれた朝倉の皆さんへのメッセージ。

せっかくだったので、この場で披露させてもらいました

これらのメッセージは、掲示するだけではなく、
MCの町田隼人さん、上野奈生さんによって読み上げられ、
朝倉の皆さんに直接全国の子ども達からのメッセージをお伝えしました。

万徳寺さんと言えば『謎解きゲーム』!

お寺の入口では、謎解きゲームクリエイターでもある万徳寺の若住職さんによる
謎解きゲーム『朝の闇に眠りし謎を解け!』の受付ブース。

お寺の様々な場所に仕掛けられた謎を解いてまわります。

何重にも仕組まれた巧妙かつ芸術的ともいえる、複雑な謎の数々(!)

そんな謎が万徳寺さんの境内のいたるところに仕掛けられていました

et cetera 〜 石井太郎 LIVE

pm0:30ー

『万徳寺おてらマルシェ』イベントも後半へ。
朝倉の伝説のバンド【zabtone】のリーダー石井太郎氏。

日本の懐かしいフォークソングや洋楽まで、キレイな歌声にのせてー

石井さんご自身、豪雨災害で被災し、
ヘリコプターで救助された当時の経験も語っていただきました。

石井さんの歌と経験から溢れることば…
…皆さん心で聴いていらっしゃるようでした

MC TATAMI 登場!

pm1:15 ー

お寺の駐車場にインパクト大の軽トラックー

地元朝倉出身の畳屋ラッパー、MC TATAMIサン登場。
「朝倉のためなら!」と、今回友情出演。…本当に有難いです。

MC TATAMI :(ラッパー)
Mc Tatami 朝倉市出身。畳屋ラッパーとして活動しながら、老舗畳屋の四代目でもある異色のアーティスト。「畳で日本を元気にする」というコンセプトで活動している。アーティスト名の名付け親は、FM福岡でお馴染みのBUTCH氏。
2017年には、松崎しげる氏から「ピコ太郎以上だよ」と絶賛された。

四代目畳屋ラッパー MC TATAMIさんへ密着取材中の某テレビ局もこの日取材に来られました。
今日の模様の一部は八月頃放送予定だそうです。

小さなファンの方ー

濃いお客さん。

…濃厚な豚骨スープのような、特濃応援隊。

みんな手を挙げてー

愛する地元朝倉を盛り上げていただきましたー

売り切れ続出!飲食マルシェ

大充実のおてらマルシェでは、飲食ブースが大盛況。

沢山の方が、様々な食を楽しんでいました。

予想以上の来場者・盛況ぶりに、お昼のランチ時を待たずして完売してしまうお店も。

毎回楽しみにしている老舗もつ鍋屋の【赤門屋】さん、
炎天下の中飛ぶように売れ続け、お昼を前に・・・

…食べ逃してしまった。。。

もう一つ楽しみにしていた【TONY’S CAFE】さんのメキシカンピザ。
30枚もご準備いただいたのですが、、、

コチラも人気の為、完売御免(涙)…

宮崎・田野から参加していただい西導寺【寺kukan】さんの絶品手羽先と地鶏炭火焼き。
これだけだけは絶対に逃がすまい!と、出来たてをゲット。
しかしその後、すぐ行列ができて、当然のごとく完売となりました。。。

今回、チームCNLからレンタル移籍で【寺kukan】へ修行に出た山口健治氏。

腕毛を燃やしながら頑張っていました

ちんどん鈴乃家 境内パフォーマンス 後編!

pm3:00、
再びどこからともなく聞こえてくる鳴り物の音ー

ちんどん鈴乃家さん、再び登場〜!

境内を練り歩いた後、再び本堂正面へ。
お客さんの手拍子の中、南京玉すだれ〜

子どもからお年寄りまでみんなが笑顔になれる、
安全、安心、安定の3A、ちんどん鈴乃家さん。(笑)

次はどこのお寺へ現れるのでしょうー

最後は、baobab アコースティックLIVE

そして、pm3:30ー

いよいよ『万徳寺おてらマルシェ』もフィナーレへ。
最後のゲスト、baobabのお二人が登場。

baobab:
民族的なもの、ポップなものまで様々な音を独自に表現し、インストゥルメンタルと歌の融合で独特な世界観を醸し出す。声も楽器の一部と考え、一つ一つの響きを大切に表現された音楽は、風景、情景、映像を、聞く人に想像させる。2005、夏には、全国ツアーも行い、愛・地球博にも出演。
ライブのみならず、映像への音付け、CM音楽の製作なども手懸け、幅広く活動している。また、空間作りからすべて自分たちの手でつくり、音楽やアートなどが自然環境の中で融合し、純粋に音を楽しみ、自然を体感し、共有するライブも行うー

ふたりの美しいバイオリンとギターの音色、
透き通るような優しい声が、須川の地に響き渡りますー

…もはや言葉は不要。
お二人の優しく繊細、そして前向きにさせてくれる美しい音色を通して、
朝倉のみなさんに、何かひとつでも胸に心に響くものを届けられたら、、

『 言ったことなど忘れられてしまう。
したことも忘れられてしまう。
でも、感じさせたことが忘れられることはない 』
マヤ・アンジェロウ

…子ども達の記憶に刻まれる、お寺での思い出になってもらえたらー

心があたたまる、ふたりの優しく、素敵な一時間でしたー

『万徳寺おてらマルシェ』フィナーレ

pm4:30ー
すべてのプログラムが終了し、ご挨拶。

『私たちにできる事は微微たるものですが、これからも朝倉の皆さんを応援しています』とー

アトリエブラヴォさんの大作、
朝倉の皆さん参加型ライブペインティングが遂に完成!
たくさんの子ども達や参加者・関係者が描いてくれた絵の最後に、『一歩、一歩、あさくら』。

朝倉の街を挙げてのスローガンを、最後に刻んでいただきました。

阿弥陀さまの両脇には、万徳寺のご住職さん、若住職さん。

作品を前に、最前列に座られていたご門徒のおじいちゃんへ、
町田さん:『今日はいかがでしたか?』と質問、

おじいちゃん:『もう何十年とお寺に参っていますが、こんなに楽しかったのは初めて!』と、有り難いお言葉。

おじいちゃん、今日一日、すべてのプログラムを
ニコニコしながらご覧いただいていたのが印象的でしたー

関わって下さった沢山の方々、ありがとうございました。

西林寺『テラYOGA』にて、
チャリティーYOGAを開催していたヨガ・インスタラクターYuriさん。
レッスン費2回分の全額25,100円を、
【三連水車の里あさくら】さんへ復興支援費として寄付されていました。

次回、ちんどん鈴乃家さんは8月5日、宮崎の西導寺さんへ!

チームCNL、頑張りました!

カンボジア〜熊本〜そして、朝倉。
【キャンドルナイトLIVE】を11年間継続してきた経験が、
このような復興支援に活かせることができたのは本当に嬉しいこと。

またこの経験を活かしながら、
今年の【CNL’18】準備を始めていきたいと思いますー

本当に頼もしく、有り難い仲間たち。本当にありがとう

終わりにー

…構想から11ヶ月。今年2月から準備を始め、今日こうしてフィナーレを迎えようとしています

…そもそもは、あの豪雨の前日、
私は万徳寺の若住職さんと京都・ご本山での『本願寺DAYS』事前会議のため、
本願寺にて全国からやってくる子ども達のお迎え準備を行っていましたー

私:『明日は福岡に台風が来るらしいけど、佐藤くんは今夜帰らないの?』
佐:『明日大阪に用事があるので、今夜は京都に泊まって帰ります。』

…そんな会話をした翌日、朝倉が大変な事になりました。

数日後、私が朝倉市のボランティアセンターにてボランティア登録を済ませ、
泥かきボランティアとして派遣された地は、たまたま万徳寺さんと同じエリアの「須川」でした。

そして、お手伝いを行ったお宅もまた万徳寺のご門徒さん、、。

…このようなご縁が重なって、
ボランティアを終えたその足で万徳寺さんへお見舞いへ伺いました。

その際、万徳寺さんより当時の状況を伺い、
こちらの地域では、子ども達の夏祭りや夏の行事が全て中止となって、
秋の運動会まで中止になった、、という話を伺いました。

坊守さん:『お寺で何かできないか、、せめて娯楽をとも思うのですが、
お寺で何をどうはじめていいかわからない、』とー

…それなら、我々のこれまでの経験と横のつながりを活かして、
万徳寺のご門徒さんや地域の方々へ「娯楽の提供」をさせてもらえませんか?と。

今回の『万徳寺おてらマルシェ』開催に至りましたー

準備を進めていくと、地元の皆さんから相次いで
『私たちも復興支援のイベントに協力させてほしい』と、
有り難い申し出をいただき、当初の3倍近い34店舗ものお店にご出店をいただきました。

地元色いっぱい、郷土愛に溢れた一日。
当日は、地元の方はもとより遠近各地から400名もの方が来られたそうです。
親子三世代、四世代で来られた方もたくさん見受けられたのが印象的でした。

今回は私たちにできる支援の形として、お寺にて『娯楽の提供』。

そしてお楽しみの延長上に、仏法に触れていただくご縁づくり。
また、地元の商品や食べ物を買って、食べて、笑って、応援。

…こんな支援の形があってもいいと思います。

この度の朝倉復興支援イベントに際して、
アーティストの方々、スタッフ、出店関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
これにて『万徳寺おてらマルシェ』、無事大盛況にて終了です!

Photo by 中島哲也、宮定亨昌、安武義修

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