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JSR CAMBODIA’23 ⑧ – プノンペンの病院

2023年2月23日(木)14:00ー
サムボー村をあとにし、プノンペンへ戻る我々JSRの一行。

帰りの道中、私の声がみるみるうちに擦れてでなくなってきた。。。

現在カンボジアは乾季。
サムボー村では車が通るたびにパウダー状の細かな粉塵が舞っていた。
扁桃腺が弱い私は、どうやらそれで一気に喉がやられてしまったようだ。

考えてみると…毎年2月、サムボー村を訪れると必ずと言っていい程、帰り際にはもう声が枯れている。
単純にはしゃぎすぎたと思っていたのだが、どうやらそうではなく粉塵に原因がありそう。

・・・しかし、今回はこのサムボー村のあとに今から一大行事を控えているのです、、。
【 KIZUNA FESTIVAL 】本番まであと数時間を切った。

・・・これはマズい。。。

カンボジアの病院へ

15:00ー
プノンペンのホテルへ到着し、みんなは着替えて【 KIZUNA FESTIVAL 】会場へ向かう。
そんな中私は・・・

この数時間の間に少しでも喉の調子が回復できるならと、チョムナンさん、通訳のニャットさんに相談し、思い切って病院へ連れて行ってもらうことに。。。

これまでプノンペン郊外のエイズ病棟への慰問でカンボジアの病院へは何度も足を運んでいたが、自分自身が患者として病院を訪れるのはこれが初めて。なぜかとても緊張する。。。

病院の入り口にはカンボジアの病院ではお馴染み、まるで爆弾のような酸素ボンベが整然と並んでいる。少し怯む、、。

保険が効かない外国の病院。。。一体いくらするんだろう、、いろんな不安がよぎる。。。
受付でチョムナンさんとニャットさんが、カクカクシカジカ状況を伝えると、医師が来られ、診察室に通される。

これまでの状況を話してもらい、脈をはかり、喉の状態を見てもらう。
・・・まさかこんなことになるなんて。。。

『まず、症状からしてコロナなどではない。
おそらく粉塵を吸引したことで喉がひどい炎症を起こしている。
声はもう出さない方がいい。薬を飲んで今日は一日、ベットで安静にするべき。』と。

・・・まさかのドクターストップ。(汗)

しかし、まさにこれからが本番。
今日はカンボジアの政府関係者、日本の外務副大臣も来られてのセレモニー。
そんなわけにいきません、、

とりあえず、お薬だけ処方していただいた。
お薬は、『Berocca』というビタミン剤と麻酔薬入りのど飴。(汗)

Beroccaは、駄菓子屋に売られているような固形状のタブレットを水に入れると、シュワシュワと泡が出てきて、たちまちオレンジ色の炭酸ジュースが完成。
トイレへ行くとそのままの色が出てきてビックリする。オーストラリアなどでは風邪をひくと『Beroccaを飲んでおけば大丈夫!』と、海外ではポピュラーな飲み薬らしい。

もうひとつは、麻酔薬入りのど飴。飴を舐め続けると、舌先や喉が痺れてきて、唾を飲み込んでも痛みを感じにくくなる、、という飴。(汗)

世界にはまだ見ぬ薬がいっぱいあるものだ。
少しでも回復することを願いつつ、、

【 KIZUNA FESTIVAL 】会場へ。

声が出ない最大のピンチ。これから満身創痍で行ってきます。

※ 帰国後、無料診断と、日本の病院にて二度PCR検査を受けた。どちらも陰性でした。
また、気になるカンボジアでの診察+お薬処方のお値段は、、40ドルでした。