第二部 蓮沼執太&ユザーン with コムアイ
19:40ー
第二部のステージがスタート。
始まりは執太さんとユザーンくんによる演奏から。
その様子を、本堂のお客さんの中に混じってじっと見つめるコムアイさん。
すると、客席の中からクネクネ踊りながらコムアイさんが登場!
不意をつかれた演出にお客さんが大喜び。
そして、ついにコムアイさんが【 CANDLE NIGHT LIVE 】に初登場です。
コムアイ:
1992年生まれ、神奈川育ち。元「水曜日のカンパネラ」のボーカルとして、国内だけでなく世界中のフェスに出演、ツアーを廻る。
※ CNLのために書き下してくださったコムアイさんプロフィール:
『音楽はしばらくぶり。演技をしたり、ポーズ取ったり、喋ったり、変なダンスをしたり、文章を書いたり、子供産んだり。最近はブラジルの東北部でアンゴラのカポエイラとカンドンブレを追いかけている。』
コムアイさんの圧倒的な存在感、その一挙手一投足に釘付け。
コムアイさんは今回の【 CANDLE NIGHT LIVE 】に合わせて、南米アマゾンから帰国された。
…今年4月、【 西林寺はなまつり 】に来てくれたユザーンくんに『今年コムアイさんをお迎えすることはできないか?』と相談。
するとユザーンくんがコムアイさんに電話をかけてくれた。
ユザーンくん:『あ、コムアイちゃん?久しぶりー。今どこにいるの?』
コムアイさん:『アマゾン。』
ユザーンくん:『…アマゾン??(汗)』
というやりとりから始まり、CNLの話を持ちかけたところ快諾して下さった。
…これにより、ご家族での帰国となったのでした。
今回のライブは、南米アマゾンでのご出産後、初めて歌を歌ったとのこと(!)
ファンにとっては感慨深い、特別なライブになったと思います。
コムアイさんが西林寺へ会場入りした時、短い時間ながら、とても内容の濃いやりとりをさせていただいた。
本当の豊かさ、本当の幸せとはー
私は、以前からコムアイさんのアーティストや女優としての素晴らしさもさることながら、型にはまらない、枠に収まらない、ダイナミックな人生の歩み方に感銘を受け、一度お会いしたら話しを伺ってみたいことだらけだった。
コムアイさんがお寺へ来られ、控室でのご挨拶もそこそこに、『コムアイさん、南米でのご出産や子育てを経験されて、”本当の豊かさ、本当の幸せ”って何だと思われますか?』といきない唐突な質問をしてしまった。
『 本当の豊かさ、本当の幸せとはー 』
カンボジアの活動を行う上でずっと自分に問い続けるテーマでもある。
するとコムアイさん、嫌な顔ひとつせず『えーー、なんなんだろう、、』と、そこから南米での生活などについていろいろ話をして下さった。
元々、なぜ私がいきなりこんな話をしたかというと、今年8月、私がカンボジアを訪れた際、サムボー村の子ども達にちょっとした異変を感じた。
いつもなら屈託のない笑顔と外国人への物珍しさで子ども達が集まってくるのだが、今年はいつになく静かだった。
サムボー村のチョムナンさん宅では、子ども達がみんな真剣にスマホでゲームをしていた。
ハンモックに揺られる幼い子どももケータイでYoutubeを観ていた。
・・・つい数年前まで電気も水も通っていなかった村。現在でもテレビも冷蔵庫もない自給自足の生活の中で、文明の最先端・スマホのある生活。
子ども達が無表情で遊ぶ姿に、とても複雑な気持ちになったことをコムアイさんにお話しした。
本当の豊かさ、本当の幸せとはー
コムアイさんは、『それは南米でも同じでしたよ。原始的な生活の中に文明の最先端。確かにほんとだよねー。』と。
でもそんな無表情の子ども達の姿こそが、まさに今の『私たちの姿』かも?とー
南米アマゾンの原住民と一緒に暮らし、ご出産も子育てもアマゾンでされた経験を通して考える『本当の幸せ』。
自給自足の生活を送り、電気も水もガスもない暮らしの中で、何をするでも手間はかかるけれど、でも「それが幸せ」と話して下さったのが印象的でした。
コムアイさん、曲間のMCでー
『キャンドルナイトライブ、本当に良いイベントですね、、。
(スタッフがつくったお弁当を食べて)泣ける。お弁当が美味しくて、、、
なんか本当にあのスタッフの雰囲気が素敵。なんか心が落ちくっていうか、、。』
と、スタッフのみんなへ嬉しいお言葉までいただいた。
最後は水曜日のカンパネラ時代の曲まで歌ってくれました!
CANDLE NIGHT LIVE 2024を終えてー
最後にごあいさつ。
このイベントへ、ご協賛とご協力をいただいた企業・団体のみなさんへ感謝の言葉を申し上げ、今日のこの日まで一緒に準備をしてきたスタッフへ感謝の言葉を伝えようとしたあたりから、、、結局今年も涙が溢れた。(苦笑)
…やっぱりダメですね。なんだかんだで18年連続泣いてます(笑)
このイベントは一人でできるイベントではないから。すべてはみんなで創ってきたイベントだから。
ご来場の皆さま、そして関係者・スタッフ、本当にありがとうございました。
『CANDLE NIGHT LIVE 2024』を終えてー
今年は約200名のお客様をお迎えし、54名のスタッフで、今年も楽しむことを前提に、それをいいことにつなげるイベントを無事に終えることができました。
CNL‘24の経費を差し引いた収益は337,812円となりました。
コロナ以降最高収益となり、こちらは来年8月21日から2年ぶりにCNL STAFFでカンボジアへ届けに行きたいと思います。
最後はコムアイさんにもサインを刻んでいただきました。
ありがとうございました!
Photo by SHINJI ISOBE ,TETSUYA NAKASHIMA , YOSHINOBU YASUTAKE