『 経験ほど大きな財産はない。』 松井 秀喜
母校の創立記念式典・講演会当日ー
ついにこの日がやってきた、、。
教頭先生に先導され、体育館へ足を踏み込んだ。
1,000人の全校生徒と数十名の学校の先生方。 ・・・戦場に足を踏み込んだ気分だった。
もう逃げることはできない、1対1100の真剣勝負。
テーマ:『カンボジア ~無理をしない程度に、出来る範囲で、継続した活動を~』
壇上に上がると、特別な思いが込み上げて、、 カンボジアのことよりも言いたい事、
伝えたい事は山ほどあったが、余談はさておき、カンボジアでの経験を通して、
生徒に伝えたいこと・・・これに一点集中。
今回の裏テーマとしては、 “ いかに生徒を寝かせないか ”。
プロジェクターを駆使し、刺激的な写真やエピソードも交えながら、
テレビやネットの情報だけではわからない、自分の足、目で、カラダで「経験する」ということの大切さ、
「知る」と言うことの大事さを訴えた。
僧侶としての立場とは違う、経験を通してのおはなし。・・・とても新鮮な経験だった。
講演は50分のところを49分でなんとか終了(汗) 。
言い残したことや、後悔はなし。
生徒がどう感じたかはわからないけど、 昨日は自分が今持てる全てを出し尽くして終えた。 。。
昔、聞く側でよく見た光景。 ・・・まさか自分がその立場になるなんて、、。
吹奏楽部の生演奏「校歌」にのせて全校生徒の拍手の中でひとり退場、、。
こんなシチュエーションは自分の結婚式以来・・・(苦笑)
楽しかった事よりも辛い思い出の方が先行する母校で、 まさかこんな形で学校に帰って来る日が来るなんて、、。
校歌が流れる中で・・・涙が出そうになった。
終了後、校長室ー
『今日は時間内で、伝えたいことも分かり易く、
「自分だったら何ができるだろう?」と
思った生徒は沢山いると思います。
寝ている生徒も今日は少なかった。 』
・・・ありがとうございます。久々に、先生に褒められた子どもの気分でした。
何か一つでも心に響いてもらえたら、、
このような役回りをさせて頂けたこと、本当に有り難い、、有ることが難しい経験でした。
最後に、 一緒に活動し、
この講演会に同行してもらった親友Y氏に
心からお礼を言いたいです。本当にありがとう!