2010-2011迄、キャンドルナイトのカメラマンとして
協力して頂いていたご門徒のH塚さんが、昨夜癌で亡くなられました。
昨年は体調を崩され、キャンドルナイトの写真を
撮ってもらうことができませんでしたが、
『カメラマンとして協力できることが嬉しい。
またキャンドルナイトの写真を撮りたい!』
と底抜けに明るい笑顔で仰っていただけに、
残念でなりません。
私が最後にお会いしたのは、
昨年のお盆参りに伺った時でした。
前年の時からすると大変痩せておられたので、
話を伺うと、病気になられたのだと。
当時、抗がん剤を打って大変な時期だったと思います。
それでもHさんは、いつもの底抜けに明るい笑顔と、
ユーモアを交えて、病気の話をして下さいました。
中でも印象に残るのが、
『これでも俺は、病気になって良かったと思ってます。
何より病気して本当の友達が誰かわかった。
支えてくれる仲間がいたんです、家族がいたんです。
それが嬉しくて仕方ない。』
・・・別れる間際、
『アンネフランクが言っていますよ!
“10錠の薬を飲むより、笑った方が何倍も効果ある”って!』
『私は変わらないですよ-!毎日笑ってやります!!!』
涙・涙で、お互い大笑いしてお家を後にした…
思えばあの時が最後の会話でした。
来月には、いよいよ
今年のキャンドルナイトの準備も始まります。
こうして職種や年齢、国籍も超えて、
思いをひとつにみんなでお寺で集まれること、
こんな貴重な時間は決して当たり前ではないんだと、
あらためて思いました。
それと同時に、
Hさんが残してくれた素晴らしい写真の数々を、
キャンドルナイトが続く限り、これからも使用させてもらい、 ご恩と「思い」を忘れないようにしたいと思います。
倶会一処。
Hさん、いつか必ずまたお浄土でお会いしょう。
本当にありがとうございました ー
合 掌