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CNL in CAMBODIA’13 ② – 命懸けフライト –

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ソウルからプノンペンに向かう飛行機の中です。

気心しれた仲間とのカンボジアへの旅 ー 未だに信じられません。
Mくんがボソっと一言、

『こうやってみんなで韓国にいること自体が信じられない。
瞬きさえしたくない。瞬き厳禁の旅!』
その言葉が今のみんなの心境を象徴していた。

キャンドルナイトLIVEを開催し始めて6年目ー

 

『 いつかみんなで収益をカンボジアへ持って行こう! 』

 

・・・そんな夢が、6年目にして叶った日だった。

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この旅を盛り上げるべく、i Phoneから流れる音楽は、『地雷を踏んだらサヨウナラ』のテーマ曲。(笑)

ベタ過ぎるが、聴くと全身鳥肌が立つ。

感慨深く高揚した気持ちで、本も同じく、戦時カメラマン、

一ノ瀬泰造著 『地雷を踏んだらサヨウナラ』を読んでいた。

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機内から見る美しい夕焼けー

??奥に見える巨大な雲はなんだろう、、

 

離陸して3時間が経過した頃、飛行機が積乱雲の中に入った。

と、その瞬間・・・

ドドドドド!!!!!

突然の激しい揺れ。乱気流にのまれたのか、 窓をみると稲妻のような激しい光。

そして、“ドーーン!”と、何かにぶつかるような衝撃がしたかと思うと、

これまでに経験したことのない急激な下降。

そして顔が歪んでしまうほどの急上昇、、。 ・・・かつてない強烈なアップダウン、、

座席であぐらをかき、PCを膝にのせて映画を見ていた俺は、

パソコンと身体ごと中に浮く。“ ヤバイ!!”と慌ててPCを抱きしめシートベルト。

・・・機内で初めて一瞬カラダが宙く経験をした。

 

尋常でない機体の異変に固まるメンバー。

熟睡していたS下くんは、『もう着陸したのかと思った。』と目が覚めた。

大物だ(笑)。

・・・言われてみれば、着陸した際の衝撃によく似ていた。

 

それでも周りの人々は平静を装っていた。

心中穏やかではないと思うが、周りが落ち着いていたお陰で

逆にパニックには陥らなかったのがよかった。

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その後も機内の至る所の荷物がガシャガシャぶつかる音、、

客質乗務員は慌てて空いた席に座り、直ちにシートベルト。

 

・・・百戦錬磨であるはずの客室乗務員のあの慌てた様子、不安げな様子だったのが全てを物語っていた。

 

乗客のひとりが、ドーンと音がした際、 機体の羽を見ようと機内の窓を開けて見ようとする。

・・・それを慌てて制止させる客室乗務員。

 

その一部始終を見ていたメンバーは、

『あぁ、機体が燃えてるんだ、、』(実際の原因はわからないが)
『あぁ・・・終わった、、、』

皆本気でサイアクの事態を考えた瞬間だった。

『 飛行機が落ちたらサヨウナラ・・・ 』

 

なぜかそんな言葉が突然浮かんできた。。。

そして、この状況をメモしなくては!!と、モレスキンのノートにペンを走らす。

学生のKくんは窓を見ながら『ヴヴヴヴ・・・』と歯ぎしりして震えていた。

 

とにかくメンバーは落ち着こうと、全員音楽を聴いたり、機内映画を見たり、、

なるべく余計なことは考えないようにしようと努める。

機内映画で日本映画を選択したLilyサン、ただいま機内上映中の映画は・・・

『 お 葬 式 』 。

 

・・・ダメだこりゃ。

 

昨年引退した元ホークス小久保の著書、『一瞬を生きる』を読んでいたM氏。

心を揺さぶる本であるハズなのに、

 

『何が “ 一瞬に生きる ” だ! 生きているからそんなこと言えるったい!!』
と極限に追い詰められた男の本音がポロリ。

 

Yは動揺を和らげるためi Phoneを聴いていた。

シャッフルで聴いていた際、たまたま流れていたのは・・・

ニルヴァーナ/『SMELLS LIKE TEEN SPIRIT』。
http://www.youtube.com/watch?v=XH332wYtO6w

まさにこの曲がピッタリの状況、、。(苦笑)

 

そんなそれぞれの状況を、冗談まじりに話し合いながら

少し心が和んだが、さっきの強烈な衝撃に動揺しているのか、まだ身体が小刻みに震えていた。

そして、ものすごい疲労感、、。

そんな中、

 

友人:『大丈夫!あともう数分でプノンペンに着くけんね!』
私 :『いや、まだあと2時間あるよ。』
友人:『だって時計がもうすぐ到着時刻やん!』
私 :『・・・いや、それは日本時間で、カンボジアは二時間遅れ…
というわけで、あと二時間。』
全員:『・・・。』(汗)

 

「到着時刻は現地時間」ということを知らなかったメンバー、、。

皆まさに『絶望』という表情で固まっていた、、

 

その後も気の抜けない時間が続き、5時間5分後ー

命懸けで無事にプノンペンに到着。

 

これほどまでに「死」を意識したフライトは初めてだった。

 

・・・これが子ども達と一緒でなくて良かった。。。

子ども達に経験させていたら、きっとトラウマになって飛行機にはもう乗れないだろう、、。

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PM 10:55 –

無事にプノンペン国際空港へ到着!本当に良かった、、、その20分後、写真家Sも上海からプノンペンに到着。

私:『機体が揺れたやろ!?』
S :『いや、全然なかったよ』と、涼しい顔。

『・・・。』(汗)

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空港ではNGOスクール校長のTydyサンが迎えに来てくれていた。

何はともあれ、無事に到着、、

あぁぁ、、、本当によかったぁぁ、、。。
今回の旅を象徴する、嵐の幕開けだったー