2013年8月24日(土)、
午前中に夢のようだったスタジアムでのサッカーを終え、
一旦宿に戻り、シャワーを浴びて荷物の整理。
ホテルをチェックアウトした後 PM 0:30 – カンボジアNGOスクールへ。
当日は学校が土曜日で「休み」だったため、学校近くのレストランで校長先生を交えてランチ。
NGOスクールの現在の状況や今の問題点などを伺った後、
昨年の【キャンドルナイトLIVE】収益から10万円をみんなで寄付。
その後、向かった先は、
日本人女性 藍さんが設立した学校『愛センター』http://aicenter.main.jp/ へ。
ここで行う今回のワークショップはー
①『おしごと学校 in CAMBODIA』と題し、
福岡のラジオ CM等で活躍中、Lilyさんによる絵本読みきかせLIVE。
②“愛センターTシャツを作ろう!” 英語のスペル書き。
③“日本の子ども×カンボジアの子ども合作!”愛センター・看板づくり
2年前『組み立て式ラジオワークショップ』を敢行し今回2度目のM氏。
全員で自己紹介を終えた後は、
『おしごと学校 in CAMBODIA』。Lilyサンによる絵本の読みきかせLIVE。
読んだ絵本は、今年の『こどもキャンドルナイト』と、
今回のワークショップのために自ら書き下ろしたオリジナル絵本。
両国同じ絵本を読むことで、“連動性”と学びの“共有”を図る。
日本の子ども『くおん』と、カンボジアの子ども『ケオ』の家族構成や、
朝起きて学校へ行き、一日が終わるまでの生活や文化の違いなど、
Lilyサンらしい、女性的なタッチで優しく描いている。
一部本の内容は・・・
『ぼくは 朝7時に起きて 8時に学校へ行く。
お昼までに4つも授業があるんだけど、ぼくはもう 給食のコトで頭がいっぱいなんだ。
今日の給食のメニューは大好きなチキンカレーとサラダと牛乳!!
体のバラスを考えて給食のおばさんが作ってくれる。』
『ぼくは 朝6時半に起きるよ。7時からもう授業が始まるんだ。
でも ぼくのクラスは11時で終わり。早く帰って おうちのお手伝いをしなきゃ!
お昼ご飯は お家に帰って家族と一緒に食べるんだ!』
『こどもキャンドルナイト』で、日本の子ども達が真剣に聞き入っていたようにー
カンボジアの子ども達も真剣に、中には身を乗り出して聞いてる子もいた。
日本の子どもの一日の生活に、とても興味津々。
日本でもそうだったように、この写真がドーンと出ると子ども達一同大ウケ。
プノンペンっ子も、この写真は面白いらしい(笑)
Lilyサンの読みきかせLIVEが終わると引き続き今度は2グループに分かれ、
1つは『“愛センターTシャツを作ろう!” 英語のスペル書き』
担当のY根氏より子ども達に説明。
この企画は、『愛センター』×『キャンドルナイトLIVE』の
共同企画“ 愛センター デザインプロジェクト ”の一環。
『Smile』『Ai Center』、それぞれ指定した
英語のスペルを子ども達に自由な表現で描いてもらい、
日本に持ち帰って、CNL(Candle Night Live)クリエイターチームによって編集。
『こどもキャンドルナイト』ロゴマークのように、
子どもたちの独創的な一文字一文字を抽出して、
現地 愛センターの先生用『ユニホーム』(Tシャツ)を制作する。
後日完成したTシャツデザインはCNLチームからの
『デザインの寄付 』という形で愛センターに寄贈。
一年を通して日本から多く訪れるボランティアの方が、
『ボランティア先生の証として』、『記念に』、『お土産として』、そのTシャツを買っていくー
Tシャツの利益が、学校の新しい収入につながっていく… という、新しい収入源の構築。
これらの作品は日本に持ち帰り、どんなデザインのTシャツになるかは・・・お楽しみに☆
一方、もう一つのグループでは、PORTの坂下くんによる、看板づくりワークショップ。
先日、日本の子ども達が作ってくれた、
愛センターの正式名称『AI CENTER OF EDUCATION』の木型スペル。
愛センターの子ども達が描いたボードに、日本の子ども達の英語の木型を貼り付ける。
何やらとってもすごいアート作品が!!!!!
当初、愛センターの子ども達が描く絵によっては、
日本の子ども達のスペルが「映えない可能性があるかも・・・」と不安視していたが、
それは子ども達の感性。
看板のバランスよりも、子ども達の『感性を大事にしよう!』ということで一致。
制約・制限などは決めず、敢えて好きなように描いてもらった。
それぞれ一人旅でカンボジアにやってきていた
ボランティアの学生達にも手伝ってもらった。
・・・まさかの母校・大学の後輩…何かとても嬉しい気持ちになった。
本当にお世話になりました。
制作した看板のペンキを乾かしている間ー
日本から持ってきたお菓子や、みんなで持ち寄った文具を集めてくじ引き大会。
くじの結果がでる度に歓声が沸き、大いに盛り上がった。
その頃、学校教材屋さんのM原氏、
日本の中学校から預かってきたノートを、
子ども達一人一人に手渡す。子ども達全員に行き届くと、
『イェーイ!!』と終始ハイテンション(笑)
・・・今、日本の子ども達でノート一冊にここまで輝く笑顔を見せる子ども達がいるだろうか、、。
熊本のK井サンから託かってきた、愛センターの『必要リスト』に入っていた
ホワイトボードを4点、それに大量のマーカー、消す物等も届けて来ました。
スラム地区で『出張・青空授業』を行っている愛センター。
このホワイトボード、大活躍してくれると思います。
また養行寺さんから託かってきたご寄付もきちんと届けて参りました。
・・・今回の愛センター訪問は、早6年目となったが、
今回初めて、愛センターで 自分自身は「 何もしていない 」。
最初と最後の挨拶をした程度で、あとはワークショップの準備や、
カメラでの記録等、後からみんなが行っていることを見つめていた。
仲間たちはそれぞれに、自分の役割を持って、
自主的にそれぞれ準備を行い、この日を迎えた。
今回はディレクター的立場で自分自身が準備をしたのは初めだけ。
・・・カンボジアへ来始めて11年目、
活動の輪も広がり、ようやくここまで来たのかと、、。
感慨深いものがありました。
何でも自分がやるのではなく、大方の準備だけをしておいて、
あとは信頼関係の中でそれぞれがそれぞれのアイデアで自主的に進めていく。
キャンドルナイト6年目ー
これまでに築いたチームワークと信頼関係の賜だなと。
作品は完成!!日本の子ども達のスペルも、
愛センターの子ども達の絵の中に組み込まれています(笑)
日本とカンボジアの子ども達がつながった共同作品。
十数年後ー
このプロジェクトに関わった日本の子ども達が、
カンボジアへ訪れて、かつての自分の作品に出会う・・・
そんなことを想像しただけで涙が出そうです。
とにもかくにも、プノンペンでの全行程、大成功にて終了です!!
PM 16:00 –
愛センターでのワークショップを時間通りに終えて空港へ直行。
プノンペンの友人達ともお別れです。
チョムナンさんもわざわざ空港まで駆け付けてくれた。
NGOスクール校長のTydy先生、
『センセ-!いってらっしゃーい!!!!』
“ サヨナラ ”ではなく“ いってらっしゃーい!”かぁ・・・
また必ず帰って来ます!今回のメンバーで確実に刻んだプノンペンでの足跡ー
またこのメンバーでココに帰って来れたら、、。
プノンペンの皆さん、お世話になりました!!!