キャンドルナイトライブ

『 はなまつり〜お寺マルシェ 』②

( つづき )


「はなまつり」のいわれ、お釈迦さまのお話をさせていただいた後は、『諸行無常ズ』のお二人にバトンタッチ。
今回は、LIVEパフォーマンスということで、
二人のはんこ製作の様子を、360度グルッと囲い野外にて「ご法話」+「実演」の新スタイル(笑)。

・・・するとたくさんの人だかり!

諸行無常ズ:
消しゴムはんこ作家の津久井智子氏と、僧侶で消しゴムはんこ職人の麻田弘潤氏が「仏教」をテーマに結成した消しゴムはんこユニット。

津久井 智子:
2003年より、はんこや象夏堂(し­ょうかどう)として、オーダーメイドの消しゴムはんこ制作を開始。
現在、書籍出版、テレビ出演や雑誌の特集、道具プロデュース、
各地ワークショップ、イベントなどを通して、消しゴムはんこの楽しみ方や活用法を発信している。
これまでに香港、フランス、アジア各地で巡回展が開催された。

麻田 弘潤:
浄土真宗本願寺派 新潟・極楽寺僧侶。 本願寺派布教使・特別法務員。消しゴムはんこ職人。

自身の趣味から始まった消しゴムはんこの世界を、「ご法話 × 消しゴムはんこ」という
唯一無二のスタイルで昇華。主に若い人から多くの共感を呼んでいる。

今回の西林寺では、二人がそれぞれに「花まつり」をモチーフにはんこを即興製作。
それらを合わせて捺していくことで一つの作品を作り上げていく。

ライブパフォーマンスは彫るだけでなく、モチーフに合わせた仏教法話も同時に行われ、
法話を聞きながら、徐々に出来上がる花まつりの世界を表現。

二人のトークは、まるでラジオの公開番組のよう。

ゆるくて、ある時は軽快に。その中で時折お釈迦様の話や仏教にまつわる話がしっかりと入ってくる。
バランスがとてもいい。

ゾウさんがすごい!

その頃、境内は老若男女大混雑!
・・・考えてみると、ここまで幅広い世代が一同に集う空間というのは、ある意味「お寺ならでは」なのかも。

今回は「老若男女」ということもさることながら、 カンボジア人が多数お参りに来られていたのが印象的。

中には家族旅行で来日。福岡へやって来て、「観光」の延長上でやってきたカンボジア人家族も(!)

 

・・・CNLやカンボジアでの活動が縁となって、
現地の方が浄土真宗のお寺にお参りに来るという、、なんとも有り難く、不思議な現象、、。

カンボジアの方にとってもお釈迦様のお誕生日は特別な日ー

諸行無常ズのLIVEパフォーマンスが行われている最中、
本堂へ行ってみると、カンボジア人の方々が、思い思いのカンボジアン・スタイルでお参りされていました。

お話しを伺ってみると、旅行中のカンボジア人家族は・・・ なんと、フ〇・セン首相のご親族、、。(汗)

・・・有り難いやら、ビックリやらで、、。
ご一行方、「トテモ楽シカッタ!」と何度も握手し、帰られていった。

・・・日本で、お釈迦様をお祝いするお寺の行事に沢山の若者達、、、

敬虔な仏教徒の国の人達には、一体どのように映ったのだろう。

そうこうしているうちに、消しゴムはんこが完成していくー

!!!!!

ついに完成!

すごいっっ!!!!!

1時間半の間に、即興で彫り上げ、ここまでのクオリティを魅せつけたお二人。

・・・この日来ていた多くの若きクリエ-ター方、絶賛。

麻田氏とは、京都の本願寺内 勤式指導所で一緒に学んだ同期。
その同期で結成した同期会 JSR[ Jodo Shinshu Rensyo-kai 略 ]
では、これまで一緒にカンボジアで活動したり、ネパール・カトマンズ本願寺の大法要に
雅楽の楽人として出勤したりと、、気心知れた同志。

西林寺で行っている『 キャンドルナイトLIVE 』は、元々彼の新潟のお寺で行っている『極楽パンチ』に、
私がカンボジアのお話講師として招かれ、そこで行って、見た、彼のイベントにヒントを受け、
西林寺で行い始めたのがキッカケでした。

彼とはお互いに刺激し合う、大切な仲間ー

・・・そんな諸行無常ズの素晴らしいパフォーマンスを終えると、、

どこからともなくピーヒャララと・・・

ちんどん鈴乃家サンのパフォーマンス第二部の始まり~♪  境内はたくさんの人、人、人!!!

紙芝居のあとは・・・

出ました!南京玉すだれ~。よっ!鈴乃家っ!

そしてpm 3:00 –  「はなまつり」の最後を飾るのは、このお二人でー

baobabが奏でる音楽ー
何度聴いても、心の奥底を揺さぶられるというか、、優しい気持ち、あたたかい気持ちにさせられる。

baobabの音楽を聴いてる人達の表情、、。  みんな笑顔。

 

今年の「はなまつり」も無事大成功だった。

・・・今から11年前の春、4月8日ー

僕はひとりでタイ・バンコクの街にいた。

街を歩いていると、バンコクの王宮前が歩行者天国になっていた。
沿道にはズラリと露天が建ち並び、やがて歌えや踊れの一大パレード

 

「・・・今日は何の祭りなんだろう、、」

 

街の人に聞くと『 今日はブッダのバースデー!』とー
大音量のダンスミュージックやタイ音楽に合わせて思い思いに踊りながらパレード、、。

衝撃的だったー

今まで自分がみた日本での「はなまつり」は、厳かに行うものだとばかり思っていた。

・・・しかし仏教のみ教えが生活の中に息づくタイでは、もっと身近なところにお釈迦様がいる。

だから「お誕生の日」は、祭りのように、もっと“ 身近なところで”お祝いをしているのだ。

この光景を目の当たりにした時、 ・・・もっと日本でも身近にお祝いがあってもいいのでは・・・

そんなことがキッカケで始まった『はなまつり~お寺マルシェ』だった。

今回の「はなまつり」の企画に賛同し、快くご協力戴いた関係者の皆様に、心よりお礼を申し上げます。

また西林寺へ足をお運び戴いた方々、本当にありがとうございました。

秋のCNLとは別に、このような形で
「楽しく」仏縁に出遭っていただく ご縁づくりができればと思います。

関わって戴いた全ての方に御礼申し上げます。本当に有り難うございました!

合 掌

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