キャンドルナイトライブ

「カワイイ」JAPAN

『 今、日本の「カワイイ」が、世界を席巻している。
愛おしく、キュートで、洒落ていて、美しく、カッコいい。
すべてをひと括りにする最強の言葉だ。
老若男女みなが使うようになったいま、
その柔軟さはニッポン・カルチャーの代名詞にふさわしいー 』
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今月の【pen】10/1号はなんか刺激的でした。

最近、カンボジアやタイ、アメリカの友人達の間でも、
それぞれの母国語の合間に突然出てくる “ Kawaii ” という言葉。

…もはやそれは世界基準の言葉だったんですね。

 

現代社会で広く使われている『カワイイ』と同じ言葉は、英語には存在しないという。
一番近い言葉を探すなら「interesting=興味深い、面白い」。
フランス語なら「mignon(ミニョン)=かわいらしい、親切な」。
でも、そのどちらも日本の『カワイイ』とは完全にイコールではないそうだ。

 

『「ミニョン」よりも「カワイイ」のほうが広い範囲をカバーしているように思う。
カワイイは本当に多様性があって、どんなものにもそれぞれの
「カワイイ」の概念があるように思える。 』 ニコラ・ビュフ(アーティスト)

 

『 不完全さによってデザインに感情移入して、それを「カワイイ」と表現する日本人の感性は、
海外では理解されにくいんです。完成度を上げて美しいものにするのとは逆の考え方ですから。』
佐藤ナオキ(nendo)

 

・・・なんとも興味深い、、。

と、いうわけで、最近CNLのスタッフみんなで制作したTシャツが
最近特に外国人に「カワイイ!」と言っていただける理由がわかった気がします。

個人的には、シャープで直線的な、モダンなデザインに惹かれてしまうのですが、
幅広い人に親しみをもって受け入れられるデザインというのは、
「カワイイ」要素というのは重要なのですね。( 狙っているわけではありませんが・汗 )

親しみを感じてもらいたい「お寺」の世界においても、
今後重要になってくるキーワードではないでしょうか。

 

ちなみに【pen】にはこんな風に書かれていました。

『 かわいさを意識せずに作るものが、結果としてカワイイ。そこにカワイイの極意がある。』

『 カワイイものを目指してデザインされたものが “ぶりっ子”です。
それはかわいさの偽装なんですね。
マーケティングや営業の視点からニーズに応えようとすると、
本質的なかわいさから遠ざかってしまう。 』 佐藤ナオキ( nendo )

 

・・・(苦笑)。

” kawaii ” デザインって難しい、、。

 

でも今回のTシャツは、デザインの趣旨と背景、子ども達の想いをカタチにして、
それが結果「カワイイ!」につながった気がします。

今月号の【pen】はなかなか読み応えありましたよ。

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