“ 人は言葉、像は牙。”
象は「牙の善し悪し」で決まるが、
人は「言葉遣い」で判断されるという意味。
発する言葉ひとつで、
育ちや礼儀さえ見抜かれてしまうこともあるという、、
考えてみると、
私のまわりにいるカンボジア人はみんな口調が穏やかだ。
クメール語で何を言っているか聞き取れなくても、
その話し方や振る舞いで、優しさ溢れる言葉が雰囲気として伝わってくる。
仏教の言葉に「和顔愛語」という言葉がある。
和やかで温和な顔つき、穏やかで親しみやすい振る舞い、
そして慈しみある親愛の気持ちがこもった言葉、、。
仏教徒としてのあるべき姿、立ち振る舞いを、
カンボジア人と接する中でいつもヒシヒシと感じ、
時には自分自身がハッとさせられることもあります。
「 人は言葉、像は牙。」
私の大好きなカンボジアの言葉です。