キャンドルナイトライブ

JSR’15 CAMBODIA③ – 愛センター 後編 –

第一部『大好きなお家の人に似顔絵を贈ろう!』ワークショップを終えると、
次は、我々が日本に「お持ち帰り用」として絵を描いてもらう事に。
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教室の子ども達を2グループに分け、1グループには『カンボジアの生活の様子について』。
・アナタが住んでいるカンボジアのお家。
・家族でご飯を食べている様子
・遊んでいる様子
・お家で使っているお水の様子 etc…

子ども達の自由な描写によって見えてくる「カンボジアの生活」を知りたい、と。
子ども達が描いた住んでいるお家。サザエさんで出てくるような高床式のお家。


カンボジアも梅雨の時期に入り、雨と雲が多いことを表現してくれた。
カンボジアのお家で、とても特徴的なモノを描いてくれた女の子も。
お家の横から出ているもの・・・コレ、何かわかりますか?

お家から出ているパイプのようなもの…これは屋根から伝った雨どい。
その下に描かれている四角いボックスは、雨水を貯める水瓶。
きっとお家には水道が通っていないのだろう。カンボジアではよく見かけるお家の光景。

家の屋根から下りてきた雨どいの先には水瓶が設置されてあり、
雨水がそのまま水瓶に貯まるようになっている。

貯まった水はそのまま2〜3日放置。すると不純物が沈殿する。
そのキレイな上水だけをとって料理に使用したりするのだ。

・・・今回あまり写真を撮っていないが、そんな絵を描いた子ども達が沢山いた。
子ども達の何気なく描いた日常の絵の中にも、、ハッとされるような発見が沢山でした。

一方、もう一つのグループには『花』を絵描いてもうことに。
来月7月に行う『こどもキャンドルナイト』で、今年は戦後70年ということでテーマは『平和』。
その平和の象徴を『花』と見立てて、日本とカンボジアの子ども達に『花』の絵を描いてもらい、
『平和の花を咲かせよう!ワークショップ』を開催予定。・・・詳しくはまた後ほどに。
子どもたちのクメール語がまた可愛い。
沢山の可愛い花を描いてくれました。

来月の『こどもキャンドルナイト』、お楽しみに。 面白いモノが出来そうです。

am9:30ー
絵を描き終えた子ども達から順に校庭に集まってもらい、全員が揃ったところで、、
ハイポーズ!
短いながらも充実した、楽しい時間でした。
毎回訪れる度に、色んなことを学ばされ、気づかされます。
授業の最後には、毎回恒例、各自日本から持ち寄ったモノをプレゼントするゲーム大会。
一等賞には「愛センタートートバック」や、キャラクターものの筆箱、ノートや鉛筆、、
おりがみ、お菓子、ゼリー、シャボン玉セットなどなど。
ジャンケンで勝った子から順に、好きなモノを二つずつプレゼント。


毎回これが大盛り上がりです。
景品を手にした子ども達、
日本の昔ながらのおもちゃに興味津々。

子ども達がゲーム大会で盛り上がっている間に・・・
学校の先生方に、日本で預かってきた浄財や教材を渡す。
今回も、事前に学校側から「必要なものリスト」をいただいていたので、その中にあった
小学生向けの計算ドリル(100ます計算、3桁足し算、引き算、2桁かけ算etc…)。
そしてお預かりしてきた浄財の一部を使わせていただき、百科事典を寄贈。
絵だけを見ても楽しい「恐竜」や「昆虫」百科事典の他に、日本の食文化や古くからある
お祭り行事などあらゆる日本文化が網羅された「にっほんの図鑑」、そして、
ヒトの心や脳のしくみ、からだの成長・発達などが分かり易く図解された「人間」を寄贈。
これらの図鑑を贈る意図としては、どちらかというと現地の子ども達というより、
今後日本のボランティア先生が日本文化を紹介したり、高学年を対象とした性教育授業を行う際の、
ひとつの「資料」にしてもらえたらと、これらを選びました。
各お寺でお預かりしてきた浄財、
そして様々な「同志」から託されてきたご寄付も責任を持ってお渡ししてきました。
今回の愛センター訪問も無事に大成功。
JSRのチームワークに支えられ、楽しいワークショップとなりました。
次は、こどもキャンドルナイト〜CNLスタッフ・カンボジア訪問と、
また面白い形で次につながっていきそうです。

お別れの時ー
子ども達が門までお見送りに、、
子ども達が僕の手を握り、抱きついてきた。・・・ありがとう。
また会おうね!
愛センターのワークショップ、今回も大成功!!!

 

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