キャンドルナイトライブ

CNL in CAMBODIA’15 ③ ー PHNOM PENH「NOW」 ー

『いいものだけを見てもその国のことはわからないし、
厳しいものだけを見てもわからない。だから両面見たいって思うー』
中田英寿『COURRiER Japon』より

2015年8月21日(金)、
TG584 BANGKOK pm6:15 → PHNOM PENH pm7:25
pm7:25 、【PHNOM PENH INTERNATIONAL AIRPORT】到着。
ついにCNLの仲間で2年ぶりのカンボジア入国。
あまりの荷物の量に、空港出口の税関で『箱を開けろ』と止められたが、
段ボールに『VOLUNTEER♡』と書かれてあるのをみて『Oh〜OK!』と笑顔で通された。
到着出口には、
NGO校校長Tydyさんや友人ドライバーのナリーさん、ヌッちゃんにチョムナンさんまで(!)

Tydyサン:『センセ〜〜、オカエリナサ〜イ!!』

・・・「センセイ」と言われるのがどうしてもムズガユイのだが、、、
でも「お帰りなさい」という言葉が何より嬉しい。みんなでハグし合い、再会を喜んだ。
チョムナンさんにヌットちゃん、また会えて本当に嬉しい。
中野くん、タツキくんも揃って無事シェムリアップからプノンペン合流(!) さっそくナリーさんの車に乗り込み、プノンペン市内に向かうこと30分ー
今回初めて泊まる宿に到着。ここ数年、独立記念塔/ワット・ランカー付近に
外国人向けオシャレなプチホテルやカフェが続々と登場中。
今回はその中のひとつ【PATIO HOTEL & URBAN RESORT】へ。これまでのプノンペンにはなかったタイプのプチ・デザインホテル。
ロビーでウェルカムドリンクをいただきチェックイン。
このプチホテル、屋上プールもあってお一人一泊3,000円くらい。

プノンペンには「ラッフルズ」や「ソフィテル」などの超名門ホテルもあるし、
一泊10,000円を超えるホテルも沢山あるが、このくらいのサイズが身の丈に合っていて居心地いい。

・・・13年前、初めてひとりでプノンペンを訪れた時、
宿泊した宿は1泊$3の”総ベニヤづくり”、「ナリン」というゲストハウスだった。
その後日本人バックパッカー伝説の宿「キャピトル」の$4シャワー付きに滞在。

あの当時を思い出しながら、当時にはなかったこんなオシャレなプチホテルで、
友人達と一緒に甘く冷えたウェルカムドリンクを頂く・・・なんか感慨深い思いになった。

ここでヌットちゃん、『夕食はどうしますか?』。
・・・当初は、プノンペンへ来ると必ず訪れるメコン川沿いの【TITANIC】か、
元外国人記者クラブだった歴史的レストランバー【FCC】へいく事を考えていた。

しかしヌットちゃん、
『最近カンボジアにはおしゃれなお店がいっぱいあります。
どうして他のお店に行ってみないのでしょうか?』

・・・カンボジアにオシャレを求めに来てるわけではなかったが、
言われてみれば13年も通っているのにお店はいつも決まって一緒、、。

ヌッちゃんや同じくNGO校OBのソピャやキムタウ、ソキムの強いお勧めもあって、
今回は2011年にプノンペンに登場した、今話題の「SKYバー」へ連れてってもらうことに。

ヌットちゃん:
『すでにソピャさんやキムタウさん、ソキムさんがSKYバーで待っています。
ただSKYバーは値段が高いです。よかったらこのホテルの前にピザ屋さんがありますから、
ピザをテイクアウトしてみんなで車の中で食べながら向かいましょう!』

・・・という、ヌットちゃんコーディネートで向かったビザ屋は・・・

まさかのドミノピザ。(笑)
しかもテイクアウト専門の日本と違い、席もしっかりある日本よりオシャレな店舗、、。
まさかカンボジアで、ドミノピザを待つ光景があろうとは… (苦笑)
でも逆に新鮮で面白かった。
みんなでLサイズを車の中で分け合い、向かった先はー
モニボン通りのプノンペンに二つしかない高層ビルの一つ、韓国資本のPHNOM PENH TOWER。

PPCB(PHNOM PENH COMMERCIAL BANK/ プノンペン商業銀行)が入る、
殺風景な普通のオフィスビルだが、エレベーターで最上階23階へ上がると・・・
まさかの異空間!!!!!!

ここからさらにベランダを出て階段を上がっていくと・・・
!!!!!!!!!
【Eclipse SKY BAR & RESTAURANT】。
・・・これまでに見たことのない、カンボジアの光景が広がっていた。
さえぎる建物が一切ない、360度の絶景、、。


ここにキムタウや、ソピャ、ソキム達が早くからここへやって来て、席を確保してくれていた。
みんなでまた再び会えたことを喜び合い、全員でカンパイ。
ここは本当にカンボジアなのか、、、ただただ驚き。
日本でもなかなかお目にかかれない、スタイリッシュな屋上BAR。
・・・ただ、もちろんカンボジア庶民にとってはご縁のない場所。
ここを訪れる人たちは、中華系ビジネスマンを中心に、カンボジアの富裕層や芸能人、
中流クラス以上のビジネスマンなどだそうだ。
ビールは1杯3$〜。カンボジアでは高級だ。
ソピャやキムタウが言った、『私たちも三ヶ月に一度はここへ来てお酒を飲みますー』
キムタウの子どもも大ハシャギ。



・・・夜景の写真を撮りながら、ぼんやり13年前のことを思い出していた、、

初めてひとりでプノンペンを訪れた当時、外務省の通達によって、
外国人の夜8時以降の外出は固く禁止されていた。夜間の外出は超ハイリスクだった。
あれだけ昼間活気に満ちあふれているプノンペンの街が、夜8時を超えると、
人っ子一人歩いていない、薄暗いゴーストタウン化したような、、異様な夜を迎えていた。

あれからもう14年の歳月が経ち、今ではプノンペンの道路は隅々舗装され、
信号がつき、夜は煌々と街に灯りが灯る。女性が夜出歩いても安全になった。

・・・今、目の前に広がる光景を目の当たりにしながら、
嬉しくもあり、でもどこか寂しいような、、複雑な思いにさせられた。
プノンペンの街はこんなにも明るくなった(!)
最後はみんなでパチリ。

今回の自分の中での旅のテーマは、カンボジアの「今」を知る旅
カンボジアへ着いて早々、おしゃれなドミノピザ〜ホテル〜SKYバー、、

これまでに自分が見てきたカンボジアとは異なる表情を垣間見た。
これが経済発展著しいカンボジアの「今」。

やはり、良いものだけを見てもその国のことはわからないし、
厳しいものだけを見てもわからない、、今回はいろんな新しい発見がありそうだ。

今回初めてカンボジアの旅に参加したTくん、Nくんのふたりは、
カンボジアへ来て最初の経験が「ドミノピザ」〜「SKYバー」となってしまった(苦笑)
「こんなハズじゃなかった」という大きな違和感と失望感を感じてしまったかもしれない(笑)

ふたりには申し訳なかったが、
でも今回いきなりカンボジアの知りたかった「今」を体験できて満足している。
この旅の最終日にはイオンモール・プノンペンへも行く予定。

また自分がどんなことを感じるか、これからとても楽しみだ。
さぁ、明日は愛センターでのワークショップ、そしてサムボー村へ行ってきます!

今夜は早めにオヤスミナサイ!!

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