いよいよ明日は、サッカーW杯予選、日本代表 VS カンボジア代表の試合。
しかも馴染み深いプノンペン・オリンピックスタジアムでの開催、、。
・・・本当に感慨深いものがあります。
これまでオリンピックスタジアムでは二度、
現地の支援先である『カンボジアNGOスクール』と2回目からは『愛センター』も加わり、
現地での「交流会」としてサッカー大会を企画・開催しました。
支援先の校長先生が政府関係に務めていたこともアリ、カンボジア軍にも出向していた縁で、
特別に許可をいただき、スタジアムを貸し切らせてもらいました。
第1回目は2009年ー
我々の企画当日は、同スタジアムでサッカー・カンボジア代表チームの練習日。(汗)
・・・しかしオリンピック・スタジアム事業推進本部長さんの計らいで、
NGO校の生徒や子ども達のため、まさかのメインスタジアムを我々に貸して戴き、
カンボジア代表チームは、隣接する練習コートへ移動となったのです、、(汗)
・・・今考えると、大変申し訳ないことでしたが、
当時一緒に参加した中学生クラブチームの親御さんは、ピッチ脇で
『今、ウチのせがれがスタジアムのピッチで試合してるぞ!!!』と、
家族に興奮して電話していたのを思い出します、、。
『プノンペン・オリンピック・スタジアム』と名前を聞けば、ものすごく重厚で、
セキュリティーもしっかりしているイメージですが、実際には誰でもが自由に入れる公園のような感覚。
いつもは夕方になるとスタンドでエアロビクスが始まったり、マラソンしている人がいて、のんびりした雰囲気です。しかし、スタジアムの公的な使用となれば話は別で、一般の使用は不可とされる由緒正しきカンボジアサッカーの聖地。
しかし、このスタジアムの歴史は古く1964年、新しい国家建設を夢見た前シハヌーク国王の命により建設。
ポル・ポトの内戦時代には、このスタジアムにヘリコプターで降り立つポルポトの映像が残されています。
そんなカンボジアの人々にとっては、日本の「国立競技場」のような場所でサッカーができたということが一生の思い出になったようです。d・・・でもそれ以上にに興奮していたのが我々だったことは言うまでもありません。(笑)
二度目の開催は2013年。
この時は【インターナショナル・カンボジアNGOスクール】、
【愛センター】と、我々【TEAM CNL】の3チーム対抗戦で行いました。
我々の主な支援先である二校が一同に介し、これまで交流のなかった学校同士にとってもいいご縁となりました。
我々が試合をしている最中、ピッチの周りを日本人らしき人がずっとランニングしていました。
僕らがピッチ脇で試合を見つめていると、『何してんの?』と、その方が足をとめてやって来ました。
見ると、、、
あの選手でした、、(!)
マラソン・カンボジア代表チームのトレーニング日だったようです。
あれから3年ー
今年はW杯予選のため、ボコボコだった天然芝のグランドから人工芝に張り替えられ、スタジアムも改修工事。
本来今年もこのスタジアムで第三回サッカー交流を行う予定でしたが、一度受理されるも再び却下。
今年は同じプノンペンを本拠地とする「ウェスタン・プノンペン」のホーム、ウェスタンスタジアムへ変更。
今年はとても残念でしたが、数多くの思い出が残るあのスタジアムに、
まさかまさか、あの日本代表チームがやって来るなんて、、
・・・そういえば第一回を開催したとき、地元クラブチームの監督をしている方が、
『このスタジアムには昔、釜本がやってきたことがある。
シュートの玉が早すぎてとても驚いたことを覚えているよ!』と、言っていましたー
カンボジアにとって明日は歴史的な一戦になること間違いなしです。
カンボジアの人々にとってずっと語り継がれる素晴らしい試合になればと思います。
どちらの国にも頑張って欲しいです!
・・・できればカンボジア代表に1点とってもらいたい!!
明日はとっても楽しみな一戦です。