『 チャリティに関わる良さとは、「自分が世界とつながっている感覚」を得られること ー 』
2016年10月9日(日)pm 6:00 /【 CANDLE NIGHT LIVE 2015 】開 宴 ー
はじめにご挨拶。
このイベントの趣旨について、カンボジアでの活動報告とカンボジアの話を20分。
毎年ココが一番頭を悩ますところ、、。
「20分」と聞いて、『長っ!』と思われるかもしれない…(笑)
今年もいただいたアンケートの中で、
『20分の説明は少し長い気がしました。
半分の10分で内容を伝え、音楽に入った方が皆あきなくてワクワク感が増すー』
と、貴重なご意見も頂戴しました。
・・・仰ることはその通りで、
よくわかるんです。自分自身でもそう思うんです、、。
しかし、これがカンボジア・チャリティーとして行う以上、
このイベントの趣旨と活動報告、このイベントがどうカンボジアと繋がっているのか、
…そんなことを仏教的視点で話すことは、チャリティーを行う上で一番大事にしたいところ。
これが賛否両論あろうとも、流されず続けていきたいところなのです。
『私もわかってるんです、ごめんなさい…(汗)』と心の中でつぶやきながら、
このイベントが単なるLIVEではないことを、20分お話しさせてもらった。
話の途中、支援先である【インターナショナル・カンボジアNGOスクール】と
Skypeで中継を結んだ。しかし今年は、危惧していたことが現実に・・・
現地学校とネットが繋がらない、、。
おとといの現地学校スタッフとのSkypeでの打ち合わせの中で、
『スコールの具合のよっては、ネット回線が繋がりにくくなります。
もし当日ネットが繋がらなかったらゴメンナサイ。』と・・・まさしくその通りに(汗)
…しかしここで慌ててもしょうがない。
繋がらなかったことは残念だけど、すぐに頭を切り換え、
『サムボー村井戸建設プロジェクト』の「今」のおはなし。
井戸の設置活動を始めて4年、村の生活は大きく、劇的に変化し始めたことなどー
その中で「継続した支援」の大切さと、
”ボランティア”の活動というよりは、仏教でいう『自他一如』。
…困った時は「お互い様」の活動であることをお話した。
本当に嬉しい悲鳴の連続でしたー
司会は【こどもキャンドルナイト】でもおなじみ、
ラジオパーソナリティ/ナレーターとしても活躍するLilyサン。
『お待たせ致しました、2010、2012、そして今年で三度目の登場となります、
baobabのお二人です!どうぞ大きな拍手でお迎え下さい!!』
pm6:30ー
OPENING ACT:baobab LIVE START
baobab:プロフィール
民族的なもの、ポップなものまで様々な音を独自に表現し、
インストゥルメンタルと歌の融合で独特な世界観を醸し出す。
声も楽器の一部と考え、一つ一つの響きを大切に表現された音楽は、
風景、情景、映像を、聞く人に想像させる。
2005、夏には、全国ツアーも行い、愛・地球博にも出演。
ライブのみならず、映像への音付け、CM音楽の製作なども手懸け、幅広く活動している。
ジャンルを超えたBAOBAB MUSICは年齢、性別、国境を越えて親しまれている。
鳥笛のやさしい囁き、軽快で爽やかなギターで幕が開け、
おふたりの美しい歌声、そして泣きたくなるほど優しいバイオリンの音色が堂内に響き渡るー
それにしても、今年はいつにも増して本当に沢山の方々、、
・・・毎年毎年の地道な積み重ね、『継続すること』の大切さを改めて実感。
来られて入る方の中には、毎年親子3世代、4世代で一緒に来られる方々も。
今、世の中に様々な娯楽は数あれど、老若男女が
こうして同じ空間で感動を共有できる場所がどれだけあるだろう、、
…”お寺”だからこそ、できる事なのかもしれない。
『キャンドルナイト…久しぶりに来ましたが、、スゴイですね…
スゴいバージョンアップしてるというか、、(笑)』
…CNL’12 以来4年ぶりのbaobabサン。
CNLの成長過程をご存じのおふたりに、開口一番言っていただけたのは嬉しかった。
来場者は後を絶たず、境内には子ども達の笑い声。
『境内チーム』は竹の中に火を灯す作業。
本堂が段々と危険水域に達してきた。
『これ以上当日券で入っていただくのは、安全上もうストップした方が良いかも、、』
そんな話をしていた矢先、、スタッフが慌てて走ってきた。
スタッフ:『安武さーん!大変です!!ちょっと外へ来て下さい!!!』
私:『どうした!?』
ス:『今、外にカンボジア人が20人来ています。
チケットもお金も持っていないそうです!!(汗)』
・・・なんと、福岡在住のカンボジア人達がお寺に全員集合。
”カンボジア”のチャリティーイベントの話しを聞きつけ、みんなで駆け付けたという、、
…これまで、物価の差に苦労しながらも日本で頑張っているカンボジア人達と直に接してきた。
来場のお客様には申し訳ないけれど、今日はカンボジアの人々を応援するイベント。
カンボジア人2〜3人であれば、こっそり招待してあげようと考えていた。
しかし、20名となると…本堂は超満堂。(汗)
この状態で20名を本堂に案内するのは安全上よろしくない、、。
私:『本当は中に入れてあげたかったけど、、やっぱり断らないといけないかねぇ、、』
スタッフ:『…いや、それがカンボジア人達は、
キャンドルナイトに来たのでなく、安武サンに挨拶をしにきた、と。』
私:『え!?…』
・・・慌てて外へ出て行くと、
学生達〜福岡で働いてる家族連れのカンボジア人達、みんなが外で待っていた。
会うなり、
『私達の国のタメに…ドゥモ、アリガトウゴザイマス!』、
『私達ハ〜、トテモ嬉シィ!』と、、みんな合掌のポーズ。
・・・なんか胸の奥が熱くなる。
私:『こちらこそ、今日はみんなで来てくれてありがとう!
本当はみんな本堂の中に招待してあげたいのだけど、
今、本堂の中がいっぱいなので、よかったらここから靴を脱いで
本堂の縁側からでよければみんなLIVEを楽しんでって下さい!』
…するとカンボジア人達、
『いいえ、私たちはこれからアルバイト ありますからお先に失礼シマス。
ヨシさんにお礼 言いたかった。本当にアリガトウゴザイマス!』と、ニカッと笑顔。
みんな 笑顔でぞろぞろと帰って行く、、
…ホントに挨拶だけでわざわざやって来たんだ、、。
胸が熱くなる、。
私:『これからもみんなの事、応援してるから!みんな頑張ってね!!』
カンボジア人達は、合掌をしながら笑顔で手を振り、帰って行った。
CNLスタッフで様々な場所で交流が生まれていた。
今後良いアイデアはどんどん一緒に共有していけたらー
今年は「産休」にてお手伝いできなかったスタッフ夫婦も当日遊びに来てくれた。
産休から復帰のSちゃんと、今年産休のK﨑夫妻。みんな揃って受付オールスターズ・パチリ☆
スタイリストSHIHOサンがそのままへアアレンジ。
毎年、本格的なヘアアップをしてもらえることを楽しみにしているお洒落女子達。
女のコ達の中には、いつもと違う髪型をみんなに褒めてもらい、
お家に帰っても『今日はお風呂に入らない!もうお風呂には入らない!!』と、
毎年そのまま眠る女子達が多いんだそう。(笑)
・・・CNLの楽しみ方は世代によっても人それぞれ。
どんな形であれ、お寺で何かを感じてくれたのなら、こんなに嬉しいことはありません。