ずいぶんご報告が遅れてしまいましたが、
昨年11月20日(月)、CNLで応援させてもらっていた熊本益城町の皆乗寺さんへ、
昨年のイベント収益からの3万円とご門徒さんよりお預かりした義捐金を届けてきました。
その中で朗報が!
解体予定だった皆乗寺さんのご本堂と山門が、
今年に入って正式に益城町指定重要文化財となったそうです!
これによって「解体」から町の重要文化財として「保存」になることが決定したのです!
なんでも県の教育委員会や日本イコモス国内委員会(国際記念物遺跡会議。
記念物と遺産の保存に関する国際的な非政府組織・NGO)によれば、
本堂の様式が建築的にとても珍しいとのこと。
そして、皆乗寺さんの先代ご住職方が残された古い日記やお手紙、
資料などの数々がそのまま現存していたこと。
これによって当時の様子を知る貴重な資料や歴史的根拠として、
決定的な決め手になったとのことです(!)
…それにしても、
どれだけテクノロジーが進化しデジタル化が進んでも、
やはり最終的に残るのはアナログなんですね。
皆乗寺さんにはなんと”室町時代”に書かれたお手紙もありました。
…何百年という年月の保存に耐えうる媒体は、
やはりデジタルではなく「紙」と「筆」が一番なんですね。
そして、お寺の歴史を「残す」という作業が、
後々何百年後に思わぬ効力を発揮することにつながるのだなぁ、と。
…色々考えさせられました。
何百年も前の先代のご住職方が残したお手紙によって、
解体から一転、保存・当時の再現修復へー
こんな嬉しいニュースはありません。
今後は助成金もおりて、江戸時代の建物に復元されていくことになるそうです。
本堂が完成した時には、ぜひまた『皆乗寺まつり』でお祝いしたいと思っています。
何年先になるかはわかりませんが、その時まで企画を温めていたいと思います。
・・・この日記は、本当は11月に益城町へ行ってすぐにご報告したかったのですが、
まだ11月の段階では重要文化財となるのは「予定」でしたので、正式に決まってかtらご報告したいと思っていました。
それが新年早々に「決定」とのこと。
本当に嬉しいニュースでした。