2019年2月21日(木)、カンボジア滞在二日目。
今日は朝から一路サムボー村へ。
いざ、サムボー村。
am7:30、いざ、出発。
プノンペンの朝はいつも交通渋滞。
プノンペンから車走ること1時間半。
サムボー村の手前、渡船場へ到着。
相変わらずのどかな村の渡船場。
耳を澄ませば、風の音と鳥のさえずり、時折牛の泣き声、、
…まるで時間が止まったかのような、の〜んびりした空気。
今年もココへやって来れたんだな、と実感させられる。
船を待つ僧侶
待つこと10分。渡し船がのんびりと到着。
ここから先はサムボー村だ。
am9:30、サムボー村到着
サムボー村に入った。
渡船場からさらに車で10分進むとー
お寺に到着ー
村の簡素な外観のお寺ながら、
中へ入ってみるとその荘厳な世界に圧倒される、、
本堂内は床以外、所狭しとお釈迦様のご一生が描かれている
素晴らしい極彩色の本堂で、
浄土真宗の声明と雅楽でお参りさせてもらう。
今年はあいにく村の子ども達の学校試験日と重なり、
みんなでお参りすることはできなかったけれど、
お寺の僧侶をはじめ、村長さんや村の重鎮方と一緒にお参りさせてもらいました。
翌日の絆フェスティバルを想定して、内容も本番と同じ形で。
① 敬礼文~三帰依文~念仏[付楽]
② 召請偈(ちょうしょうげ)[付楽]
③ 重誓偈
④ 無常偈
⑤ 念仏
⑥ 回向
計20分のおつとめ。
はじめは雅楽にのせて【三帰依文】を唱和。
『 ブッダーン サラナーン ガッチャーミ 』
『 ダンマーン サラナーン ガッチャーミ 』
『 サンガーン サラナーン ガッチャーミ 』
日本語訳すると、
南無帰依「仏」:( 私は仏さまを大切にします )
南無帰依「法」:( 私は仏さまの教え(法)を大切にします )
南無帰依「僧」:( 私は仏さまの教えに生きる仲間を大切にします )
ブログにおいて何度も書いてきたことだが、
この『三帰依文』はカンボジア人の誰もが知ることば。
村の小学校の子ども達でさえ唱和できる、、
カンボジアのみならず、世界共通の仏教徒の「合言葉」。
カンボジアの子どもたちは、みんなこの三帰依文を毎日唱和していて、
自国の大切な「ことば」だと思っていた子ども達は、
我々がこの「ことば」でもってお参りすると、
皆一堂に驚きを隠せない表情を見せる (笑)
…この三帰依文をおつめすることで、
子ども達やカンボジアの人々との距離がグッと縮まる「魔法のことば」でもあるのです。
そして最後は、振り返って雅楽。
『越天楽』を聴いていただきました。
最後にお寺の僧侶、村の村長さんらと記念撮影。
寺院の世話役をされている村の長老:
『今年も皆さんでこのお寺へお参りしてくださったことをとても感謝しています。
今回は子ども達の学校行事も重なって、村の子ども達も一緒に参加することができませんでした。
是非またこのような機会をつくって欲しいです。』と長老。
…そんな風に仰ってくださることが有難い。
チョムナンさんのご縁からサムボー村とのご縁ができて、
同じ『仏教』の教えをいただく「法友」として、村の人達と心の根底でつながり、
その上で『井戸建設プロジェクト』を一緒に進めていける、、
…不思議で有ることの難しい、、
本当に有り難いご縁をいただいているのだなと、、改めて感じる。