むずかしいことをやさしく
、やさしいことをふかく
、
ふかいことをおもしろく、
おもしろいことをまじめに
、
まじめなことをゆかいに、
そしてゆかいなことは、
あくまでゆかいにー
井上ひさし(作家)
開 宴
2023年10月8日(日)pm 6:00 /【 CANDLE NIGHT LIVE 2023 】開 宴 ー
今年のMCは、福岡の様々なメディアで活躍している三角英恵さん。
はじめに このイベントの趣旨について、カンボジアでの活動と含めてご報告。
話の途中、画面を切り替えて、支援先【愛センター】の学校長 渡辺藍さん(from 東京)、そして愛センターの子ども達(fromカンボジア)と、中継を結ぶ。
支援先から直接声を届けてもらうと同時に、カンボジアの子ども達は、日本語で歌を披露してくれた。
子ども達の歌に聴き入る人々、、本当に感動的でした。
最後は、ポケモンの絵を使ってご法話(苦笑)。ご挨拶は無事に終了。
LITTLE TEMPO LIVE!
PM6:30、LITTLE TEMPOの皆さんが遂にCNL登場!
…個人的には、このイベントを開催し始めた15年前からずっと来ていただく事を夢見ていたアーティスト。
私の青春はいつもLITTLE TEMPOさんの曲と共にあったといっても過言ではありません。(苦笑)
感慨深いライブが始まった。
今回、16年目にしてCNL史上初のドラムセット。
LITTLE TEMPOフルメンバー9名で、スティールパン3台、
ベースにギター、コンガ、ドラム、キーボード、SAXのフルセットにサブウーファーまで。
楽器・PA機材も例年の3倍(!)。特にウーファーの重低音がもはやライブ会場と同レベル。(笑)・・・まさにフルスペックでのライブでした。
毎年来られる耳の肥えたお客様からは、『今年の音響すごくない?!音のクオリティが一段階上がってる!』と、嬉しいお声を何人もの方からいただきました。
それもそのハズ。これら機材を操るのはサウンドエンジニア/ダブ・ミキサーの内田直之さん。
UAやEGO WRAPPIN、DRY&HEAVY、LITTTLE TEMPOなど、これまで名だたるアーティストの音楽に関わってこられ、今回のCNLではLITTTLE TEMPOのダブ・ミキサーとして後方から音楽を支えていただきました。
ライブの音源をダブ・ミックスすることで、ベース&ドラムの力強さが増し、エコー&リバーヴの空間処理などを施すことで、名曲たちがさらに素晴らしい「音」へと昇華する、、まさに音楽のすべてを司る番人。
内田さん曰く、お寺の木造建築によって音響が良いというのはさることながら、畳のボコボコが音を乱反射させる。様々な要素が重なって、お寺ならではのサウンドクオリティになったのだそうです。
今回のCNLでは、コロナや物価高などの社会不安、閉塞感を打ち破ってもらうような元気な音楽を届けたいー
すべては、CNLへ来られた皆さんへ、お寺で元気になって帰ってもらいたいという思いから、アーティストはLITTLE TEMPOさんになったのでした。
この日、福岡市内で開催されていたカンボジア・イベントに来日中のカンボジア僧侶と同国保健省の方もご来場。
日本の寺院で行うカンボジアのチャリティーイベント。…彼らはどんな風に感じたでしょう。
沢山の人々が楽しそうに参加している姿を、終始ニコニコ写真を撮っている姿が印象的でした。
一方、境内ではー
心地よいリディムが響きわたる境内ー
残念ながら外は雨。境内の演出は十分にはできなかったけれど、「できる範囲で行う」というのが私たちの理念。
これまで子ども達と一緒に製作してきた作品は、今年もキラキラと輝いていました。
受付チームも雨の中、本当に頑張ってくれました。15年前の第1回CNLから毎年スタッフとして参加してくれるASUKAさん、MINAさん。今年も東京から、熊本から、それぞれこの日のために帰ってきてくれました。いつも本当にありがとう!
『来てくれた子ども達を楽しませたい!』と、雨の中トゥクトゥクも待機。
それぞれが自分のできる形でこのイベントに楽しみながら参加してくれているスタッフ達。…本当に有り難い。
会場ではー
明るいBARブースの面々!
子ども達は『CNLガチャ』の担当。景品にはCNLオリジナル缶バッチやステッカー、ドリンク券が当たる!子ども達も自分たちで話し合いながら、工夫しながらガチャを運営していました。
Tシャツ物販ブース。今年のCNLTシャツは飛ぶように売れていた。
こちらも経費を差し引き、売り上げは全てカンボジアへ。
一部のライブが終わり、休憩時間。
熱気冷めやらない会場の雰囲気。
大盛り上がりの後半戦がSTART!
『お寺でライブ、最高だねー!遂に二部生導入しちゃいました。後半もよろしくー!』とTICOさん。
愛が溢れるリディム、うねるグルーヴに、皆さん身体がウズウズ。
一人立ち、また一人立ちと気づいてみたら・・・
会場総立ち。(笑)
子ども達も大喜び。
後半戦は終始総立ち。…これまで見たことのない本堂での光景が広がっていました。
そして、いよいよライブもクライマックス、
本堂の熱気が最高潮に達した時、最後に演奏していただいたのは『Over the Rainbow』。
フライヤー担当のNANNYさんは、今回LITTLE TEMPOの名曲『 Over the Rainbow 』からインスパイアされた虹色デザインでフライヤーを構成。そのイメージを全員で共有し、会場演出の坂下くん、会館演出の大山くん、BAROQUEさんの装花も全て虹色デザインで統一していました。
会場演出の意図やコンセプトなど、アーティストの皆さんには事前に伝えそびれていましたが、大盛り上がりの最高潮に達した最後のアンコール曲がなんと『Over the Rainbow』。
・・・すべてがシンクロし、嬉しくて涙が溢れる、、いつまでも余韻が続く一夜となりました。
今回LITTLE TEMPOさんをお迎えして、CNL史上最も盛り上がった今年のキャンドルナイトでした。
『CANDLE NIGHT LIVE 2023』を終えてー
今年も遠近各地より、多くの皆様がわざわざこの西林寺へ、足を運んでいただきました。
また、今年は東京より東本願寺派の御門跡さま、総務、関係者の皆様をはじめ、たまたま来日されていたカンボジア僧侶や政府関係者、福岡県内外の寺族関係者の皆様にもお越しいただき、本当に有り難いことでした。
至らぬ点は多々あったと思いますが、56名のスタッフと共に、16年間作り上げてきたCNLの「今」をお見せすることができたのではと思っています。。
このようなカンボジア・チャリティーイベントが16年間も続けられていることは、活動の趣旨に賛同してくださったご縁ある企業・団体の皆さま、そして56名のスタッフ、関係者の皆さんがいてこそのイベントです。本当に心から感謝しています。
当日は雨の中、わざわざお越しいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
今回も反省すべきことは反省しながら、また来年へ向けてより良いCANDLE NIGHT LIVE を創っていきたいと思います。
リトルテンポの皆さん、ありがとうございました!
来場者は子ども達を含む200名超、スタッフ56名。
経費を差し引いた収益は235,557円となりました。
皆様、本当にありがとうございました。
Photo by TETSUYA NAKASHIMA , YOSHINOBU YASUTAKE