チョムナンさん宅にソーラー式センサーライトを取り付けた後、
僕ら一行をチョムナンさん、初めて行く場所へ案内。
日本で預かってきたお金をチョムナンさんに預けていた。
…すると、そのお金で新たに2つの井戸が完成していた(!)名付けて『Y行寺さんトコの井戸。』(笑)
立地が良いのか、村の井戸全体が乾季で調子悪い中、勢い良く水が出る。水の色もキレイな透明色だった。
村の人によれば56m掘って出た水は、現在20世帯の人々が利用しているとのことー
作ったからには、これからもメンテナンス等、出来るかぎりサポートしていきたい。
サムボー村の小学校に到着。ここには、一昨年前のキャンドルナイト収益で作った井戸がある。
ここの校長先生曰く、『最近調子が悪いので、今度修理をする予定』とのこと。
…そんなこともあろうと、昨年のキャンドルナイト収益から2万円分を持ってきていた。
このお金は、サムボー村小学校の井戸修理費と、
校長先生から要望のあった学校教室の子供用椅子100脚の調達費として寄付しました。
これが今回4番目に出来た新しい井戸。これから整地をし井戸の周りをきれいに整えていくという。
村の人たちの生活向上に、少しでもお役に立てたら嬉しい。
この村の行き止まりからさらにはずれを歩いていくと、奥に橋が架かっていた。みんなで探検がてら渡ってみる。
バイクもこの橋を渡る、、。(汗)
だが、橋の真ん中から夕焼けの原生林… 息を飲む美しさだった。。。
この橋は、村の人たちの重要な生活道路となっていた。
だが、ここにはもうすぐ政府によって頑丈な橋が架けられるそうだ。よかった、よかった。
最後に村の村長さんが、『ここを見て欲しい』と。 小学校横にある村唯一の病院。
医師や患者さんが水を使うのに、遠くまで水汲みに行っているという、、。
合計200ドルを集め『病院井戸 再生プロジェクト』に乗り出した。
“サムボー村 井戸建設プロジェクト”は「井戸の再生」も含め5つに。
しかし、わずか180ドルで出来た井戸は、実質維持できるのは3年くらいだろう。
先日行ったあるカンボジアの講演会の話の中で、
「様々なボランティア団体が、自己満足で井戸を掘り、その後のメンテナンスも行わず、
”やりっ放し”で終えるというケースが多い」と。
…やはり作った以上は、出来る限り責任を持ちたい。そういえば、地雷撤去団体で働いていた友人キムタウが、
かつてタイ国境付近の農村部で井戸を掘ったことがあるらしく、
「ベトナム製、カンボジア製の井戸ならすぐ使えなくなるが、インド製ならわりと長持ちする」と言っていた。
次回この村に来る時、もし休みが会えばキムタウにもこの井戸を見てもらうつもり。
今回のサムボー村訪問も、大変有意義な時間となった。