『チャレンジして失敗を恐れるよりも、
何もしないことを恐れろ。』
本田技研創業者 本田宗一郎
『やって失敗するよりも
失敗を恐れてやらないのが、最大の罪。』
井口武雄(三井海上火災保険社長)
『挑戦すれば、成功もあれば失敗もあります。
でも挑戦せずして成功はありません。
何度も言いますが、
挑戦しないことには始まらないんです。』
野茂英雄(メジャーリーガー)
『チャレンジし続ける、
行動し続けることで、
新しい力が生まれてくる』
堀江謙一(ヨットマン)
『土壇場を乗り切るのに必要なのは勇猛ではなく
冷静な計算の上に立った捨て身の精神。』
野村克也著:『野村の流儀』より
『人生は挑戦の連続である』
アントニオ猪木 (元プロレスラー)
『何もしないで怒られるより、
何かして怒られる方がいいというのが私の生き方。』
市川団十郎(歌舞伎役者)
『人さまの前に出る仕事なので批判は免れませんが、
だからといって、批判を恐れて無難に過ごすより、
挑戦しても失敗して怒られた方がずっといいでしょう。』
市川団十郎(歌舞伎役者)
・・・ひとりになると、
ふと大きな不安に駆られることがあります。
今、自分が行っていることは、本当にこれでいいのかー
宗門の、お寺の、対面を汚すことはないかー
幅広い、不特定多数の人に訴えることにより、
自分自身の、存在そのものを否定されるかもしれない、、
…失敗したらどうしよう、、、
賛否両論を承知で、
強い意志と信念をもって、ここまでやって来ました。
カンボジアのためにできること、あるいは、
地域に開かれたお寺づくり。またあるいは、
若い方や、今までお寺に足が向いたことのない方にも、
気軽に脚を運んでもらうきっかけとして…
…そんな信念と思いで、ここまで来たものの、
生活の中でふと一人になった時、
突然、不安の渦に飲み込まれることがあります。
・・・そんな時、
手帳に書き留められた上記の言葉に支えてもらっています。
カンボジアでの活動も来年で10年目になります。
ふと気づけばもう10年…という感じです。
ここまで続けてこれたのは、
今、僧侶として考える前に、
一人間としてどう自分は考えていくのか。
カンボジアという国の実情を身をもって知った時、
僧侶としての立場や役割ということ以上に、
ごく普通の人間としての感度が、
自分の中に問われている気がして…
ここまで続けてきました。
その中でも、活動を継続していく中で、
一番大きな原動力となったのは、
共感してくれる先輩方や同僚、仲間たちがいたこと。
仲間の支えや、家族・両親の理解がなければ、
ここまでの活動はできなかったでしょうし、
今の自分もないと思います。
そういった中でいつも考えるのは、
何もできない身の自分に、一体何ができるのかー
…ずっと自分自身に問い続けていく永遠のテーマです。
これは、今後東北震災を考える上でも、
ずっと考えていくテーマのひとつだと思っています。
ない知恵を絞り、
様々なアイデアを友人たちからもらい、
背中を押されるように、こうして活動が続けられています。
新しいことをすれば、時に理解されないこともあります。
伝統的世界の中では、出る杭は打たれることだってあります。
…それでも自分は、
強い信念と危機感を、これからも持ち続けていきたい。
もう5年のおつきあいになる、カンボジアのお坊さんから
こんな話を伺ったことがあります。
カンボジアでは、
『”知識”は学校が教え、”心”はお寺が教えています。』
今、日本ではそういったことがどれだけできているでしょうか。
「お寺が街の風景の一部になっている」と言われる時代です。
そこにお寺はあるけど、別に見向きもしない、興味もない。
それ以上でも、それ以下でもない。
かつての日本でも、「心はお寺が教える」という時代があったと思います。…しかしそんな中で、今は「葬式仏教」などと揶揄される時代です。
こんな非力の自分に、一体どれだけのことができるのか、わかりませんが、
そんな中でも希望と、信念と、強い危機感、問題意識をもって、「時代」に挑戦・取り組んでいきたいと思っています。