ここまでの一連のプログラムが終わると、いよいよワークショップの始まり。『愛センター・デザインプロジェクト』と題し、
構想から完成までに三年を費やして、今年ようやく出来上がった。
みんなで創り上げた愛センター・オフィシャルデザイン。元々は愛センターの校長先生から、
『学校のオリジナルTシャツを作りたい』という話から生まれたこの企画。
『それなら子ども達にも参加してもらい、みんなでつくりましょう!』と始まった。現地愛センターの子ども達、
日本の子ども達に「愛センター」にまつわる文字を自由に描いてもらい、それをNannyサン、サカシタカズナガくんを中心に、CNLメンバーで再編集。
最終的にNannyサンが編集、デザインを整えて、、遂に完成!
完成したデザインデータとTシャツは今年3月27日、
『デザインの寄付』という新たな形で学校に納められた。これらのTシャツやトートバックは、基本的に現地生産・現地販売。
CNLの寄付金を元手に、愛センターによって制作される。
ここ愛センターには、
年間通して多くの日本人ボランティアが学校を訪れており、
その日本人が、学校のボランティア先生の証として、
カンボジアの「お土産」として買ってくれることにより、
学校に貴重な収入が生まれるという、新たな試み。・・・そんな愛センターのトートバックを、今回みんなで作ってみよう!
さらにそのカバンにあうコサージュを作ろう!という企画のワークショップ。
今回機材は、活版印刷や紙や布に関するプロダクトの制作会社
【CULTA】サンよりシルクスクリーン印刷の機材をお借りしました。
準備も整い、ワークショップ開始っ!まずはサカシタ先生がやり方をレクチャー。パパにも手伝ってもらいながら一緒にいざドキドキ印刷!・・・出来てこの表情!(笑)ちゃんとできるかな?
真剣な表情と、それを心配そうに見つめる友人。(笑)父と娘の共同作業。 ・・・素敵な光景。できたっ!
家族みんなでドキドキ印刷!お母さんが見守る中、緊張のひと刷り!
「じぶんでやる!」とお手伝いは拒否。(笑)自分の手でできたモノは、やっぱり嬉しいネ。・・・夏休みの良い思い出になってくれたらー
印刷したカバンはスタッフによって乾かす作業。400℃出る工業用高熱ドライヤーで一気に乾かす。
150℃以上の熱を加えないと一生固まらないという特殊なインク。
時間内に乾かさないといけないため、
スタッフは集中を切らさないよう、代わる代わるで乾かし作業。
一方その頃、印刷の順番待ちをしている子ども達は、かばんにつけるコサージュづくり。
スカートの端切れや毛糸、ボタン、リボン、ワインのコルクなどを組み合わせて・・・どんなコサージュが出来上がるかな?タイ人のリボンちゃん、大活躍。
彼女にとっても、日本人、しかも日本の子ども達とコミュニケーションをとれる貴重な機会だ。
男の子は、【NEU+STYLE】や【Fleur de lis Leatherworks】提供、
ウォールナットの木や、革の端切れに「CNL」焼き印を押してバックタグも。
こどもには贅沢すぎるクオリティ(苦笑)。
革に穴を開ける作業も木槌で本格的にーオンナの子だって焼き印押し!贅沢なイタリアンレザー・ブッテーロの端切れにCNL焼き印タグ!!
もはやオトナカワいいコサージュが。
ナイスカスタム!CNLの歴代LIVE Tシャツを着た子どもの率、超高し!(笑)
ちょっと休憩。カワイイ コサージュがぞくぞくと完成!ママと一緒に、できたっ!!!ママさん達から『夏休みの工作宿題が早くもできた!』と喜びの声(笑)。
自分で印刷して、カスタムして、焼き印押して、、工作としては申し分なし。
でもちょっと出来すぎて「買った」と思われるかも?(苦笑)
とにもかくにも、お寺でカンボジアという国を学びながら、
実際にものづくりの要素を含むワークショップ、大成功!
(後半へつづく…)