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再び、益城町へ ① – 皆乗寺さんへお手伝い –

2016年6月19日(日)、
一ヶ月ぶりに再びキャンドルナイトのSTAFFと共に熊本益城町へ。
8K6A1088朝、8:00にお寺に集合し、車で一路熊本へ。
今回は4名+現地合流2名の6名で益城町福原のお寺「皆乗寺」を目指す。

8K6A1103車で高速道路を走ること1時間半。
益城熊本空港ICを降りると、ブルーシートに覆われた家屋が次々と目に飛び込んでくる。

さらに益城町方面へ進むと、ブルーシートにも覆われていない、
本震後そのまま剥き出しとなった家屋が続いていくー
8K6A1107・・・何度来ても、その光景に言葉を失ってしまう、、8K6A1115
8K6A1215pm11:00ー
私の大学剣道部時代の先輩のお寺、浄土真宗大谷派のお寺【皆乗寺】さんへ
8K6A1221我々が到着した際、坊守さん(お寺の奥様)が境内でご門徒さんとお話しをされていた。
後で伺うと、お話しされていた方は、本堂横のお墓の持ち主さん。

地震が起きて二ヶ月後、、
今回が初めて、ようやくお墓の様子を見に来ることができたという、、

・・・つまりそれくらい、ご自身の生活、身の回りのことで大変だったということー

8K6A1219お寺の本堂。地震で前のめりに傾いていた本堂の正面には
足場が組まれ、これ以上前へ倒れないための応急処置が施されていた。
8K6A9021一ヶ月前、
かなり危険な方向へ傾いていた鐘楼堂はー
8K6A1213業者さんの手によってご覧の通りに(!)
ご住職曰く『ジャッキを使い、あっという間に戻った(汗)』とのこと。
8K6A1289・・・しかし、これも応急処置。土台である石垣がかなり危険な状態で、
後日、上の鐘楼堂はクレーンで移設し、石垣の組み直しから修復工事を始めるとのこと。

8K6A1199一ヶ月ぶりの皆乗寺さん。
ご挨拶もそこそこに、TEAM CNLさっそく作業を開始ー
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8K6A1194今回のミッションは、お内陣の壁を剥がしての土嚢袋に詰め込み作業と、
8K6A1198本堂の畳をすべて外に運び出す作業、
そしてそれを軽トラで近くのゴミ集積所へ捨てに行く作業。
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8K6A1201本堂のお内陣に上がらせていただいての作業。
お内陣の壁を剥がす際にでてくる石膏ボードと土壁は、別々の土嚢袋に入れ、
集積所へ行っても各セクションにそれぞれ捨てなければならない。
もちろん、石膏ボートを覆う壁紙は、また壁紙だけで一袋、、、(汗)
同じ場所を片付けるだけでも、様々に分別しなければならない、、。
8K6A1202本堂の畳は次々に軽トラックの荷台へ。
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8K6A1205荷台がいっぱいになると、第一陣が災害ゴミの集積所へ出発。

8K6A1235軽トラックを走らせること5分、災害ゴミ集積所へ到着。
8K6A1237ここは益城中央小学校跡地のグランド。
今から一ヶ月前は、この災害ゴミ集積所にトラックや乗用車が長蛇の列。
お寺からたった5分の距離が、当時は一度ゴミを捨てに行くのに2時間かかった。
朝9時からの受付で8時に並んでも2時間待ち…ゴミ受付終了は午後3時。(汗)

およそ一ヶ月前までは、一日頑張っても2〜3往復が限度だった。
8K6A1240・・・しかしそんなピークも今は落ち着き、現在はスムーズに行くことができた。
但し、ゴミを捨てに行けるのは現地の住民のみ。
二度目からは代理人でも、入り口の係員さんに名前を伝えれば入ることができた。
IMG_8290車を乗り入れると、持ち運んだ災害ゴミはどこでも捨てて良いというわけではない。

校庭ではとても細かな分別がなされており、
一度一度、車を止めては所定の場所にまとめてゴミを捨てる・・・
これはこれで、とても大変な作業だ。
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8K6A1247そんな中で本堂の畳のみだった我々は、ボランティアさんに誘導されて「畳エリア」へ。
到着すると若いボランティアさんが元気な挨拶で向かえて下さる。
そして素晴らしいチームワーク、流れ作業で荷台から畳を運び出してくださる、、
・・・本当に有り難い方々、頭が下がるー

8K6A1234災害ゴミ集積所から戻ってくると、
ご住職:『さぁ休憩!食べて、食べて。』とお手製のカレーをいただいた。

・・・本来であれば、自分の昼食は自分で準備して行くもの。
しかしご住職、『昼食は準備するから手ぶらで来てね。』と、、。
・・・剣道部の先輩です。先輩が仰ることは、有り難く受け入れることが礼儀なのです(苦笑)、

遠慮なく、絶品のジビエカレーを美味しくいただきました。
8K6A1259パワーアップしたところで、午後からの作業開始。
8K6A1257再び軽トラックに荷物を積む作業。
この日は災害ゴミ集積所まで三往復することができた。
8K6A1263雨が降り出してきたー

・・・それにしても、今回で二度目の益城町、浅井くん。
彼は新幹線に乗って前日から西林寺入りしての参加。
・・・本当に有り難い、頭の下がる仲間です、、。
8K6A1268午後からは、熊本在住で同じCNLの仲間SHIHOサンと、
下益城郡のお寺のご住職であり剣道部の先輩、護城先輩も駆け付けて下さった。

お内陣の壁解体を行う先輩。・・・さすがの安定感(笑)
8K6A1267お内陣の壁の真裏では、浅井くんが鍬で壁をガシガシ。

・・・すると、あっ!!!

8K6A1272・・・折れた。

前回は軽トラをパンクさせてしまったが浅井クン(笑)、
前回に続き、これから主力として期待されていた鍬が、、サヨウナラです。
8K6A1282一方、お寺の駐車場では、お内陣からでたベニヤ板を燃やす作業。
8K6A1286・・・これで今日のすべての作業は終えましたー
8K6A1227本堂にあった畳はキレイになくなりました。
でも、ご住職はきっとどこか寂しい思いになられたに違いありません。
8K6A1292pm4:00ー
最後は本堂の前にて記念撮影。

自分たちにできることは微々たるものだけど、
これからもできる範囲で、継続してお手伝いをさせてもらおうと思っています。
8K6A1298最後に、先日西林寺でのチャリティーヨガでお預かりした16,000円、
ご門徒さんから『熊本のお寺さんへ持って行ってください!』とお預かりした10,000円、
そして震災発生時から西林寺本堂の義捐金箱に入れて下さった浄財93,350円は、
すべて皆乗寺さんにお渡ししてきたので、ここにご報告致します。

お寺の再建には多額のお金がかかります。しかし宗教法人であることから、
日本赤十字社などの公的な資金援助は一切受けることができないのがお寺なのです。

これからもできる限り、お寺での募金活動も並行して続けていこうと思います。

次回は8月、お盆を終えて、お寺が落ち着いてからまた行きたいと思います。