2017年6月6日(土)、am7:00ー
ホテルの屋上から見たプノンペンの街並み。
5年前、高層ビルは1〜2棟しかなかったプノンペン。
それが突如街のあちこちで高層ビル群がニョキニョキと建設進行中。
・・・高層ビルといっても急にデザインされた最新のビル群。
かつてフランスに統治されていた時代もあり、
プノンペンは今もその影響でコロニアル建築がいくつも点在するー
そんな中1975年、ポルポトによる政策により
人々は地方への移住を強要され、街は無人化。
その後内戦などによって一時街は廃墟と化した。
・・・そんな歴史を見つめてきた街の建築群の中に
突然表れるアンバランスな近代建築のビル群、、。
….まるでゲーム、シムシティのようだ。
朝、僧院へ
am7:30ー
まずはプノンペン市内のお寺、ワット・スワイパーベイへ。
元僧侶である法友チョムナンさんがかつて住んでいた僧院。
毎年ご厚意で僧院を開けてもらい、活動の一番初めはこの僧院にてお参りさせてもらっている。
僧院の中は、お釈迦さまのご生涯が描かれた絵がぐるりと飾られている。
…面白いのは、描かれるお釈迦さまやお釈迦さまを取り巻く人々の絵は、
インド風ではなくクメールの正装スタイル。寺院建築も全てクメール様式で描かれている。
臨月近くになったマーヤ夫人(お釈迦さまの母)が、郷里に帰る途中に立ち寄ったルンビニーの園で、
咲き競っていたアショーカの花を手折ろうと手を伸ばしたところ、右脇から釈迦さまがお誕生されたー
と、伝える絵。
ちなみに、お釈迦さまは誕生されるや、四方に七歩あゆんで、右手で天を、左手で地を指差し
「天上天下唯我独尊」と声をあげられた、その時の様子をクメール調で表現されている。
全員で『敬礼文』~『三帰依文』、そして『讃仏偈』。
「敬礼文」:
ナモタッサ バガバート アラハート サンマサンブッダサ
「三帰依文」:
ブッダーン サラナーン ガッチャーミ [ 南無帰依仏 ー 自ら仏に帰依し奉る ]
ダンマーン サラナーン ガッチャーミ [ 南無帰依法 ー 自ら法に帰依し奉る ]
サンガーン サラナーン ガッチャーミ [ 南無帰依僧 ー 自ら僧に帰依し奉る ]
三帰依文とは、お釈迦さまご在世の当時から「三帰依」、
すなわち仏・法・僧という三つの宝への帰依が誓われてきた。
仏とは、悟りを開いた者、真理に目覚めた者。仏さま。
法とは、仏さまの教え。
僧とは、僧伽(サンガ)。
「僧」というのは、お坊さんというより、仏法を喜び、信仰する人々の集まりのこと。
「これらを宝として敬い、仏教に信順し、仏教徒として生きていきます」という誓い。
カンボジアのお坊さん方はいつもこの敬礼文〜三帰依文をお参りされることから、
我々も必ずこのおつとめからお参りさせていただいてます。
その後通訳を介しながら、カンボジア仏教のことをチョムナンさんから伺いました。
ゆったりとした時間。
とても有意義な時間でした。
そしていざ、サムボー村へ!