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CANDLE NIGHT LIVE’18 – 本番前夜 –

 真剣にやることは大事。 でも深刻になっちゃダメ。真剣に楽しみましょう。
佐渡裕(指揮者)

プレッシャーがなかったらおかしい、寂しい。
ジャック・ボリー(ロオジエ元総料理長)

自分自身が楽しんで、結果的にチャリティにつながればいい。
中田 英寿「Number PLUS』より

若者に刺激を与える大人たれ。 』
安藤 忠雄『壁を乗り越える』より

– 本番前夜 –

2018年10月6日(土)pm8:00ー

本堂には、一足先に運ばれた【BAROQUE】さんの花ー
今年は『おお雨』のお二人にちなんで、「雨」をイメージしたブルーの花。

男性スタッフ、集合するや、お寺のピアノをまず本堂に運び込む。

今夜、pm8:30よりピアノ調律師さんが来られ、明日のライブ用調律が始まる。
それまでに舞台設置を整えておかなければならない。

大の大人が8人。…全力で力を合わせても尚重いピアノ、、。

無事設置を終えると、
【越智ピアノ調律技術研究所】越智さんによる、LIVE用調律が始まったー

pm9:00、スタッフ最終打ち合わせ

ピアノ調律と同時進行で始まった、全体の最終打ち合わせ。

いよいよ準備も最終章。

今年のスタッフは54名。
大所帯になればスタッフ同士、名前と顔を一致させることも大変になる。
…そんな中で、毎年制作するのが『スタッフ一覧表』。(笑)

みんなの一年間の良い表情を撮りためて、毎年アップデートを繰り返す。
この『スタッフ一覧表』を作るだけで丸二日時間を要するが(苦笑)、
54名の大所帯が一丸となるにはこれが重要。(だと、思っている。)

素敵な笑顔写真の人もいれば、クスッと笑えるスタッフも。(笑)

…毎年、緊張感のある中で、場が和やかになるひととき。

みんなが喜んでくれることが嬉しい。
顔写真の中には飽きさせない仕掛けも散りばめてー

ムダの積み重ねが、遊び心を生むー

遊び心は、ゆとり心。

今年も遂にここまできたー

CNLを行い始め11年目ー
今年も遂にここまでやってきました。
この独特な緊張感と胸の高鳴り…
みんなで集まると改めて身が引き締まる。

未だに感じる独特な緊張感とこの胸の高鳴り、、
毎年ひとりになると、急に孤独感に苛まれ不安で押しつぶされそうになる。

今年はさらに台風が直撃するかも…と、この一週間、本当に胃の痛い日々が続いた。

…そんな毎日も今日でサヨナラです。
明日の天気予報は晴れ。台風も過ぎ去り、
東京から来られる美雨さんの飛行機もなんとか大丈夫そう。

逃げ出したい日々が続いたけれど、今日でおしまい。
これで不可抗力の天気を気にすることなく、明日の準備に集中できる。

最終会議では、まず初めて加わってくれたメンバーを紹介。
その後、このイベント趣旨を、今一度みんなで共有した。

会議の最中、今年の秘密兵器で焼き上がったブツを試食。
『業務用 石焼き芋機』で焼いたさつまいも(!)

焼きいもの試食。
本堂に甘い焼きいもの香りが立ち込める。

ホクホク焼きいもを頬張りながら、和やかに会議が進む。

当日の動きをみんなで確認したあと、
「受付」、「会場」、「物販」、「BAR」チームに分かれていよいよ最終準備。

各ブース、最終準備と打ち合わせ

安定感抜群のチームワーク「受付」ブース。

今年はカンボジア人のキムちゃんも加わってくれた。

当日の配付物仕分けや、明日チケットをお渡しするお客様リストの確認と整理。
何かと大忙しの受付ブースだけれどいつもニコニコ笑顔で。

物販ブース

こちら物販チームはー

CNL’18グッズの陳列準備。

【coharu candle】×【CNL’18】の限定キャンドル。
とっても可愛い!

今年のTシャツは、デザイン学校の学生の頃から手伝ってくれていた
女の子ふたりによるデザイン。彼女達が自ら描いたデザインは「阿弥陀さま」(笑)
お寺側の人間によるデザインではなく、
これまで仏教に縁のなかった女の子二人が描くデザイン。
その阿弥陀さま頭に、「おお雨」を意識して水色でアクセント。
とても可愛いTシャツが出来上がった。

店長 宮原氏。Tシャツ発注から管理、物販の全体把握など大忙しです。

会館 BARブースではー

BARスタッフはせっせとメニューの看板書き。

今年の秘密兵器。存在感バツグンです!
ご厚意でお貸りした業務用石焼き芋機。

さつまいもは、厳選し吟味した結果、
ねっとり系の安納芋より、あえて栗芋系の鳴門金時を使用。
焼きいもに目がないワタクシ。ふんわり香るさつまいもの匂いがたまりません。

BARチーム、入念な最後の打ち合わせ。

毎年どこのチームよりも早く立ち上がり、準備をすすめていくBARチーム。
大将を中心に、チームとしてまとまっていく姿は本当に素晴らしい。

ヘアアップブース

ロンドンでスタイリストをしていたSHIHOちゃんによるヘアアップ・ブース。

毎年女子キッズに大人気。

OPEN前には、女性スタッフの専属スタイリストとして、
OPEN後は女子キッズ達のカリスマ・ヘアアップブースとなる。

そのヘアアップブースの空間デザインを
毎年手掛けてくれるのは【ART SHOP】大山光二郎。
今年はアーティスト「おお雨」を意識して、
キラキラした素材で大粒の「雨」を表現。
会館のダウンライトを上手く利用したプリズム。今年も面白い感じになりそう!

昨年京都本願寺で開催された『ごえんさんエキスポ』
出展の際に製作した「CNL活動の軌跡」パネル展も。

本堂では、ピアノ調律が完了。

調律から1時間半ー
ついにライブ使用の調律が完成。

ダンディで、ピアノ愛が全身からほとばしる
【越智ピアノ調律技術研究所】の越智さん。

お寺のピアノを、様々な「たとえ」で表現して下さる、越智さんの「言葉の世界」が好き。

『このピアノは、ヤマハの「WX3AWn」。500万台のちょっと前という、、
ワインに「当たり年」があるように、まさにピアノの「超あたり年」だった年代のもの。
必要以上に頑丈なピアノをつくっていた、当時の時代を象徴するX型支柱です。

グランドピアノがポルシェなら、このピアノはルパン三世に出てくるFIAT。
馬力はスポーツカーに劣りますが、良いエンジンが搭載されています。

でも、悪く言えばこのピアノは「イモ臭い」ピアノです。
女性で言えば、本当の自分の美しさに気づいていないピアノです。
ドレスが似合うはずなのに、毎日ジャージで過ごしているピアノです。

私がこのピアノにアイシャドーを施して、
ライブ用に本来の良さ以上を引き出す調律を行います。

ちなみに今年のharuka nakamuraサンはどんな調律されたピアノでも「OKです」と仰る方。
バッターに例えれば、どんな玉でも打ち返すことができる方です。
私はharukaさんのライブでの調律は何度かさせていただいていますし、
優しいタッチで奏でるharukaさんスタイルを熟知した上で、harukaさん好みの、
私が思うベストなボールを投げてみたいと思います。
私のharukaさんへの挑戦状とも言うべきボールを投げさせていただきました。』

…なんとも嬉しいお言葉。
ピアノ調律の世界にも、こんなにも溢れる情熱があるんですね。
越智さんの言葉は、ずーっと聞いていたくなるような、引き込まれる世界です。

日頃お寺の本堂の裏に眠るこのピアノ、、。
まさか一年に一度、このような形で化粧を施し、
大勢の人の前で、アン・サリーさんをはじめ畠山美由紀さん、
そして今回のharuka nakamuraさん、坂本美雨さんの伴奏をしてくれる、、。

このピアノくん自体が何より喜んでいると思います。

会場ブースもいよいよお詰め

pm11:30−
本堂の飾り付けも佳境を迎えていた。

今年も会場担当は、プロダクトデザイナーのサカシタカズナガくん。
「おお雨」のおふたりを意識し、今年の布は雨色のブルーのグラデーション。

今年もスゴいものが出来上がって来た。
本堂を吹き抜ける風でヒラヒラと、優しく揺らめく布、、

…まるで水中から水面を見上げるような不思議な空間。

内陣の下には、今年7月に開催した【こどもキャンドルナイト】で
子ども達と一緒に制作したキャンドル。

【BAROQUE】のお花は、「おお雨」を意識したブルーの花。

そして阿弥陀さまの前に生けた仏華は、
立華の先生、宝蓮寺 青木一乗先生が生けて下さった。

…ちなみに、青木先生は元中学校の教員。
会場演出のサカシタくんとは、中学校時代の先生と生徒の関係なのです(!)

西林寺本堂にて、まさかの先生と教え子 ” 子弟共演 ”が実現。
様々な「点」と「点」が結びついていくのも、CNLの醍醐味です。

これで舞台は整いましたー
いよいよ明日は本番。

『 チャリティで一番大事なのは、いくら寄付をしたかということではなく、
どれだけ多くの人と一緒に楽しみ、思いをひとつにできたかということ。

明日はみんなで楽しみながら、たくさんの方をお迎えしたいと思います。