【吉塚市場リトルアジアマーケット】では、
『外国人との共生と共修』をテーマにしています。
外国人の心のサポート、その実践として全国初の試みを敢行します。
それは・・・
ミャンマーより『お釈迦様』をお迎えすること。
なぜ、お釈迦さまをお迎えするのか?
今や福岡市は、外国人移住者が急増。グローバルシティとして発展を続けています。
そんな中、我が町吉塚周辺の外国人率は全国でもトップクラス。
その圧倒的大多数がアジア人です。
彼らの中には『仏教徒』が多く、我々日本人が考える以上に
『仏教』を心の支えとしている若者が多い。
そんな彼らへ実践的な心のサポート。
彼らに『心の支えとなる場所』を提供するものです。
きっかけは彼らとの対話
元々はカンボジアの活動を18年、CNLを13年行う中で、
カンボジア人やタイ人、ベトナム人達との交流が生まれました。
彼らは私と同じ仏教徒で、彼らと交流する中である時、
『日本では私たちが手を合わせる場所が少ない』と言うのです。
『え?福岡にはたくさんのお寺があるよ』と言っても、
それはあくまで日本様式の仏様であって、
やっぱり幼少期から慣れ親しんだ私たちのお釈迦様に手を合わせたい、と。
…以前そんな話をしていたことをふと思い出し、
商店街の皆さんに今回の事を提案したところ、
『それは良いっ!!!』と思わぬ反応。
…そこから急展開で話が進んで行ったのでした。
仏教圏のどの国からお迎えするのか?
お釈迦さまをどこの国からお迎えするか?
これまでご縁のあるカンボジアからお迎えすることも考えましたが、
現在福岡市が姉妹提携を結ぶミャンマー・ヤンゴン市からお迎えした方が一番いいのではないかと。
…そんな事を提案すると、商店街組合長の河津会長、早速ミャンマーへ電話。
トリゼンフーズの河津会長は、以前からミャンマー支援をされていて、
そのネットワークからお釈迦様の日本行きを直ちに手配されたのでした。
こちらが吉塚市場にお迎えするお釈迦様 (汗)
.座像でなんと2m!…考えていた以上に大きなお釈迦様です、、
現地ミャンマーでは・・・
河津会長の一本お電話から、
直ちに吉塚市場にお迎えするお釈迦様の準備が始まりました。
初めにお釈迦様の全身を黒い糊で覆い、
職人さんによって、丁寧に金箔が貼られていきます。
真っ黒だったお釈迦様は見違えるような黄金色に。
オーダーから2週間の出来事でした。
丁寧な梱包作業を行い、トラックの荷台へ。
向かうは一路港へ。
最後の写真は、ミャンマーの港にて。
トラックからお釈迦様を下ろす作業。
この後お釈迦様は船にのって、シンガポールを経由し現在日本へ向かわれています。
来年2月、吉塚市場に礼拝場所が完成予定
これから吉塚市場では、お釈迦様をお迎えする準備・工事が始まり、
来年2月中旬、セレモニーを行う予定です。
そこが【吉塚市場 リトルアジアマーケット】のグランドオープンになります!
…ここに至るまで紆余曲折がありましたが、
遂には本当にお釈迦様をお迎えることになりました。
吉塚在住ののミャンマー人や友人のカンボジア人たちは、
お釈迦様を今か今かと楽しみにしています。
商店街の再生から完成までにわずか3ヶ月。
お釈迦様のお迎え、発案から完成まで4ヶ月、、。
話のスピード感が超絶過ぎて、
なかなかついていくのに必死ですが(汗)
今後街自体が大きく変わっていく、ひとつの意義深いプロジェクトになりそうです。
自治会の皆さんからも非常に反応が良かった。
外国人が手を合わせる場所を「商店街が提供する」という全国初の取り組み。
そのサポート体制などの構築など、引き続き応援していきたいと思います。